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May 1, 2012

[ウォルマート] ニューヨーク市年金ファンドがウォルマート取締役の改選に反対を表明

ニューヨーク市の年金ファンドが、6月に開催されるウォルマートの株主総会で、今期に改選される予定の取締役6人に対して反対票を投じることを明らかにしました。理由はメキシコでの贈賄スキャンダル、ウォルマート取締役が監督責任を果たしていないという理由ですね。


このニュース、考えさせられるポイントは2つ。


まず1つ目。
ウォルマートは数年前のアンチ運動に懲りてイメージ向上に力を入れて来ているのですが、この成果が試されるときが来たようです。

すでにあちこちで反ウォルマートのデモや署名運動が実施されているのですが、おそらく背景には食品労働組合がいます。この機に乗じてウォルマートを叩こうというわけですが、今まで磨いてきたイメージがこれに耐えられるのかどうか。

またあちこちの団体への献金もイメージアップには不可欠で、ウォルマートはかなりの金額をばらまいてきているそうなのですが、メキシコでの事件によって今後受け手側にアレルギーが発生する可能性があり、スムーズな出店が難しくなるのではないかという指摘があります。これ、メキシコではなくて、アメリカ国内の話です。
資料によると、ウォルマートの連邦政府に対するロビー活動費は780万ドルで、自社ロビイストを雇って活動にあてているそう。これにも支障が出てくるのではないかという指摘もあります。


2つ目は、年金ファンドが企業の取締役会に対してノーをつきつける欧米の株主資本主義。
ニューヨーク市年金ファンドは以前からウォルマートに対して法的コンプライアンスの監視体制強化を求めてきていて、しかしウォルマートの反応が悪かったため、今回は取締役改選に反対票を投じることにしたとのことです。

ガバナンスの強化を株主が強く求め、場合によっては解雇をはっきりと要求する。
さらに動いているのは年金ファンドである。

日本にはないですよね、これ。
アメリカにはあって日本にはなぜないのか、日本にもあるべきなのか等々、いろいろ考えさせられます。

ちなみにNY市年金ファンドは、市役所職員、先生、警察、消防、といった組織の年金運営母体です。


ウォルマートはいまこの危機をどう乗り越えるか、一生懸命シミュレーションしているところでしょう。
これからどうなるか、注目に値します。


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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 2:47 PM |

April 27, 2012

[ウォルマート] ネットでの買い物を店頭で支払える"Pay with Cash"を開始

ウォルマートがネット上に新しい支払いオプションを加えました。
ネットでの買い物に"Pay with Cash"という選択肢を追加、メールで届くレシートをプリントして店頭に持って行くとレジで支払うことができるという仕組みです。支払い完了と同時に商品が発送されます。
クレジットカードを持っていない人、またはネットでカードを使いたくない人向けですね。

アメリカの宅配システムは遅れています。
というよりも、日本が異常に進んでいるという表現が正しいかもしれない。
宅配業者が集金するという手法が存在しません。

そのためアメリカでは、クレジットカードを使わない人はネットでショッピングができないという状況がずっと続いています。
ウォルマートの今回の新システムはこの問題を解決するものですが、とりわけウォルマートが主要顧客としている低所得層はクレジットカード所有比率が低く、この問題はどうしても解決しなければならないものでした。

ちなみにスマホの普及で低所得層のネット使用率がけっこう高まってきていて、これがウォルマートをしてネット戦略を強化せざるを得なくなってきた大きな理由となっています。


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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 10:32 AM |

April 23, 2012

[ウォルマート] メキシコ事業で贈賄問題が浮上

ウォルマートのメキシコ事業は海外部門の中でもイギリスに並んで規模が大きいのですが、その成長に汚職がからんでいたとNYタイムズが報道、アメリカとメキシコの法律に抵触し多額のペナルティが課される可能性が指摘されています。
NYタイムズの記事は極めて詳細にわたっており、当事者へのインタビュー、オリジナルの資料の精査、など深く掘り下げてもいて、かなり説得力のあるものとなっています。

内容は長いので詳細は省きますが、要するに出店の際に地元の許可を得るためにお金を当局にばらまいていたという話です。またこれを当時のメキシコ事業の責任者だったエデュアルド・カストロ・ライトが承知していたこと、2005年に内部告発によって明らかになったこの問題を当時のCEOだったリー・スコットや海外担当だった現CEOのマイケル・デュークらが軽視して握りつぶしてしまったとしています。
報じられている贈賄の総額は2,400万ドルと非常に大きい。


報じられたのは4/21のことで、これに対してウォルマートは現在調査中とコメントしています。


そういえばウォルマートは中国で精肉のラベル偽装で逮捕者を出してますね。
海外事業におけるコンプライアンス遵守意識や倫理感が批判の対象となって来そうな感じがします。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 4:27 PM |

April 16, 2012

[ウォルマート] 取締役にグーグルの経営役員をノミネート

ウォルマートが外部取締役としてグーグルの幹部をノミネートしました。
マリッサ・マイヤー、女性、年齢は36歳、タイトルはVP local and maps(グーグルマップ、ローカル検索、グーグルアース、ストリートビュー担当の部長)
6月に開催される株主総会での承認後に正式に決定されます。


このニュース、私は読んで鳥肌が立つほど刺さりました。
グーグルという新興企業であること、VPですから役員の中でもランクは低いこと、女性であること、そして年齢が36歳ときわめて若いこと。
どうやらNPOを含む複数の組織でボードをつとめていて、ガバナンスの経験があるということが評価基準となっているようですが。

米国企業は外部取締役を政治的に利用することが多い。コンサルタントのような役割や、その人が属している会社との関係構築とか、そんな目的ですね。
また例えばその昔ウォルマートはヒラリー・クリントンを取締役として迎えていたことがあるのですが、そのときは女性の社会進出という目的がありましたね。

今回のノミネートはいろんな目的があるように感じるのですが、一つにはネットやデジタル化というものにもっと真剣に取り組まねばならないというメッセージを社員に対して発しているのだろうなと。
もっと大げさに言うと、常識を壊して変革しようとする意思のようなものを感じる。

ウォルマート、すごいですね。
思考の柔軟性に脱帽です。


日本の大手流通企業ならば、年齢が若すぎる、グーグルなんて小売りとは関係ない、なんていろんな理由がつけられて不可となるでしょう。
100年早い、なんてことをのたまうであろう保守的なオヤジ経営陣の顔が思い浮かびます。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 6:45 PM |

March 23, 2012

[ウォルマート] スキャンエラーで再び制裁

スキャンエラーとは、棚の上の価格とレジでの価格が違っていることを意味した業界用語。
あってはならないことですが、しかしながら往々にして発生してしまうものですよね。

アメリカではこれをお役所が監視しているのですが、カリフォルニア州の法務長官がウォルマートに課徴金を求めて裁判所に書類を提出しました。
金額は200万ドルです。

ウォルマートは2008年に同じスキャンエラーで140万ドルの制裁金を課されているのですが、同じ事を繰り返してしまったようです。
[ウォルマート] スキャンエラーで140万ドルのペナルティ支払いに合意


これ、役所が見張っているという点に興味を引かれています。
当然のことながら税金を使ってフィールド人員を雇って価格調査を実施するわけですが、制裁金が入ってくるからコストは埋められるし、たぶんそれ以上のリターンがあるはずですよね。地方自治体の収入を補うというわけです。
市民が損をしている分を自治体の収入として吸い上げる、という言い方もできます。

こういうことをやっていると言う話は日本では寡聞にして聞かないですが、小売企業としては気づかれると困る制度かもしれませんね。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 4:35 PM |

March 15, 2012

[ウォルマート] ウルトラバイオレットに参画、DVDをクラウド化するサービスを提供

ウルトラバイオレットは大手映画会社が画策している新しいサービスです。DVDにコードを添付し、買った人がこれをネット上で入力するとその作品をストリーミングやダウンロードで見ることができるようになるプログラムで、昨年の10月に始まりました。

これにウォルマートが参画、、すでに購入したDVDをウォルマートに持参すると2ドルの手数料でクラウド化し、傘下のVuduで視聴できるというサービスの提供を始めます。


このウルトラバイオレットってほとんど知られてなくて、私も今回の発表を聞いてから調べたくらい。どうも大手映画会社の足並みが揃っていないようで、そのため大々的な宣伝をしていないようですね。
致命的なのはディズニーとピクサーが参加していない点です。ウルトラバイオレットは仕組みが不完全だという言い方をディズニーがしているようなのですが、アップルが背後にいるのではないかという話もあるようです。アップルとディズニーはもともと近い存在で、そしてiTunesとウルトラバイオレットは競合しますからね。

ウォルマートとしてはVuduの強化と、ちょっとでも来店動機が増えれば良いということなのでしょうね。
先行特権だけのようで、数ヶ月後には他の競合小売企業も参画できるようですし。


個人的にはこのウルトラバイオレットというプログラムにいまひとつピンときません。
DVDというリアルなパッケージビジネスの延命策だろうと思うのですが、別にDVDを買わなくてもストリーミングできてしまう時代がもう来てますから。


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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 1:59 PM |

March 8, 2012

[ウォルマート] セルフレジの展開を加速

ウォルマートのCFOが証券会社主催のカンファレンスでプレゼン、セルフレジをこれから増やすと発言しました。
目的はコスト削減。
ウォルマートは一部の店でセルフレジを入れてますが、他社に比べると展開が遅く、おそらくレジを変える投資コストと、人員削減によるコスト削減とをはかりにかけていたのではないかと思ってます。ただの推測ですが、レジを変えるコストが低くなってきたのかもしれません。

これ自体はそれほど大きなニュースではないのですが、彼の一言が興味を引きました。
「米国ウォルマートの平均的なトランザクションの2秒毎に1200万ドルがキャッシャー賃金として費やされている」
ちょっと調査して計算すれば出てくる数値ではありますが、セルフレジを入れるか否かの判断にはこういう数値的な背景が必要なわけですよね。
ROIを意識しているということを感じさせるコメントでした。


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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 4:37 PM |

February 27, 2012

[ウォルマート] ロサンゼルスにネイバーフッドマーケット出店か

ウォルマートがロサンゼルスでネイバーフッドマーケット1号店の出店ロケーションの契約をしたようです。情報はロイター、ウォルマートからの情報としてますが、プレスリリースは出ていません。
また"申請を出した"で、"契約を交わした"とはしていない業界誌もあって、正確なところはまだ分かりません。

場所はチャイナタウン、高齢者向け住居コンプレックスの1階にロケーションするそう。
面積は33,000sqf(およそ1,000坪)、出店時期などは不明とのこと。

ウォルマートのネイバーフッドマーケットによるロサンゼルス進出は随分前から言われてきているんですが、なかなか実現してきませんでした。
今回も組合の反発があるでしょうし、またダメになる可能性は高いと思います。


ちなみにウォルマートマーケットではなくて、ネイバーフッドマーケットなんですよね。
ダラスの新店はウォルマートマーケットになっているんですが、メディアやプレスリリースではネイバーフッドマーケットで、どちらが正式名称なのか正直分かりません。


<追記>
本日より研修コーディネートで再び出張となります。今回は9日間とちょっと長いです。
おそらく今回もエントリーしている時間はなかなか取れないと思うので、一週間ほどお休みいただきます。
ご容赦いただければ幸いです。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 8:47 AM |

February 22, 2012

[ウォルマート] 第4四半期の既存店成長率はプラスを記録

ウォルマートが2011年度の業績を発表しました。
とりあえず、売上高と既存店成長率を。

【売上高】
連結売上高:$264,186(5.9%)
米国事業:$264,186(1.5%)
海外事業:$125,873(15.2%)
サムズ:$53,795(8.8%)
(売上高単位は100万ドル、カッコ内は前年比)

【既存店成長率】
米国内連結:0.9%
米国事業:0.2%
サムズ:5.1%

売上高は5.9%増ですが、その多くを海外とサムズが引っ張っていて、米国内の1.5%増はインフレを考慮するとおそらくフラットではないかと思います。既存店成長率はかろうじでプラスですが、これもインフレを考えると実質的にはプラスではなく、限りなくフラットに近いマイナスといったところではないでしょうか。

歳末を含む第4四半期については、米国内ウォルマートの既存店成長率は1.5%のプラスでした。四半期ベースで9回マイナスを続けた後に、今回で2回連続でプラスとなったわけです。ただプラスにはなったもののアナリストの予測を下まわっていて、論調はネガティブな意見が占めています。
個人的には歳末商戦開始日のブラックフライデーに異常なほどの混雑を見ており、ウォルマートの強さを実感したものなのですが、それがそれほど数値に反映されてはいないようです。

お客はウォルマートに来ている。
ただ客単価が増えない。

といったところでしょうか。

米国内ウォルマートは大型低位株のような存在になってしまって、飛躍的な売上アップはもはやないと私は思っているのですが、今回の数値はそれを表しているように感じています。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 5:59 PM |

February 9, 2012

[ウォルマート] カナダの設備投資プランを発表

ウォルマートがカナダの設備投資プランを発表しました。新店、改装、リロケーションで投資額は7億5000万ドル、対象としている73店舗の半分以上はスーパーセンターに転換するとのこと。またこれにはターゲットから取得したゼラーズ39店舗も含まれています。

ターゲットによるカナダ進出の詳細が徐々に明らかになってきている中、おそらく受けて立つためにスーパーセンター化を急ぐということなのでしょうね。
ターゲットのカナダ進出一号店は来年の早々のことですから、その前に半分以上を改装してしまうということでしょう。

カナダは広大な国ですが人口が少ないので小売業界は寡占化しています。そういう状況の中で、ウォルマートとターゲットの競合が始まることがどういう影響を及ぼすのか、興味は尽きません。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 6:34 PM |

February 3, 2012

[ウォルマート] 女性500人が差別でEEOCにクレームを提出

ウォルマートでいま働いている、または働いたことのある500人の女性が、給与と昇進で女性差別があったとしてEEOC(雇用機会均等委員会) にクレームを提出しました。

2001年に同様の理由で数人の女性が裁判を起こし、集団訴訟としての認められるのかどうかが争点となって最高裁まで争われ、昨年の6月に不可という判決が出たことはエントリーしました。

[ウォルマート] 米連邦最高裁が性差別訴訟を集団訴訟とは認めず

全企業を通してシステマチックに差別が行われたわけではないから集団訴訟としてまとめて扱うことはできないというのが最高裁の判断だったわけですが、逆に言うとエリア別、ケース別に訴訟を起こせば良いということになるわけです。
今回は5つの州の女性がまとまってクレームを提出したようです。

またEEOCにクレームを出したと言うことは、今度は裁判所ではなくEEOCが主体となるわけですね。
おそらくまずクレームの内容を整理し、場合によってはウォルマートに和解を持ちかけ、破談となるとEEOCが後ろ盾となって訴訟が起こされる、というステップになるのでしょう。

原告側が戦略を変えた、ということですかね。
原告側と言うよりも、集団訴訟を生業とする弁護士企業、という表現が正しいかな。


この問題、いろいろ考えさせられます。
こういうことをコツコツ積み重ねてきたことでアメリカの女性の地位は向上してきた。日本の企業内における差別はまだまだ根が深いものがあります。
一方、訴訟によって企業から金をかすめ取ろうとする弁護士や一般人もアメリカには非常に多い。まずはとりあえず訴訟、という感じですから。

一時期、"ウォルマートはひどい会社だ"プロパガンダが流布したことがありましたが、こういう背景があるんだということを我々日本人は知っておく必要があると思います。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 5:25 PM |

January 30, 2012

[ウォルマート] マーケティング部門をマーチャンダイジング部門統括下へ組織変更

ウォルマートがマーケティング部門をマーチャンダイジング部門統括へと組織編制に変更を加えるようです。
もともとは、米国ウォルマート事業の責任者、ビル・サイモンがマーチャンダイジング部門を統括していました。
組織図上、マーケティング部門は一つ下がることになるわけですね。

目的はマーチャンダイジングとマーケティングという二つの組織のコーディネーションをいっそう強化することにあるそう。インターネット、ソーシャルメディア、モバイル等によって買い物客の購買行動の変化のスピードが速まっている中、双方のコミュニケーションを高める必要があるという説明ですね。


ただ最初にこのニュースを目にして感じたのは、とうとうマーケティングのプライオリティが低くなったのかな、でした。
アンチウォルマート運動が盛んになったときからウォルマートはマーケティング強化路線をずっと取ってきたのですが、そろそろ路線を変えるときが来たと判断したのかなと。
このあたりは関係者に確認してみないと正確なところは分かりませんが、なんとなくそんな印象を持ってます。

投稿者: 鈴木敏仁 日時: 2:30 PM |

January 26, 2012

[ウォルマート] 夜間シフトのグリーターを廃止

ウォルマートが夜間シフトのグリーターを廃止するそうです。
正確には第3シフト、夜の22時から朝の7時までの時間帯でグリーターを置かないことに決めたとのこと。
目的はもちろんコスト削減、経費の見直しと改善は終わることの無い取り組みですが、とりわけ売上の伸びが鈍化しているウォルマートにとっては最重要課題ですから、こういう変更は今後も増えることでしょう。

このニュース、メディアがけっこう取り上げています。
店内のわずか一人の、しかも夜間シフトの変更をなぜメディアが取り上げるのかというと、グリーターはサム・ウォルトンが作り上げたビジネスモデルの象徴的な存在だからですね。今でもグリーターを採用する企業は寡少で、ウォルマートならではのユニークな存在であり続けています。

まあ、正直なところ、客数の少ないこの時間帯に入り口に人を一人貼り付けるというのも無駄な話でして、廃止は当然かなという気がします。


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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 1:09 PM |

January 20, 2012

[ウォルマート] サムズCEOのブライアン・コーネルが退任

サムズCEOブライアン・コーネルの退任が発表されました。後任は米国ウォルマートのイーストビジネスユニットの責任者、ロザリンダ・ブルーワー(Rosalind Brewer、発音からするとロザリンドゥですが、なんとなく座りが悪いのでロザリンダとしてます)。

この人事は結構意外でした。
サムズはいま好調でして、コーネルの貢献度は非常に高かったんですね。このままの業績を維持していれば、近いうちにまた別の部署に異動して、そこで業績を上げれば、本社の・・・なんていう道筋が見えてきていただけにびっくりです。
どうやら家族が東海岸にいるようで、家族と近くにいることを選択した、なんてことがコメントとして書かれています。前職はセイフウェイでその時から家族と離れていたんでしょうかね。プライベートな話はよく分からないのですが、ウォルマートとしては少々痛い人材の流出だと思います。

またブルーワー(49)は、関連企業のサムズではありますがウォルマートで初の女性CEOでして、異動2つともに注目を浴びる人事となっています。


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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 2:03 PM |

January 19, 2012

[ウォルマート] 新商品コンテストをネットで企画

ウォルマートが新商品を消費者に選んでもらうコンテストをはじめました。主体は@WalmartLab。
参加者は新商品の説明とビデオをサイトにアップロードし、消費者が投票し、3位までに選ばれた商品はウォルマート・コムで販売され、1位はウォルマートのホームページで目玉として販促され、店頭でも販売されるというイベントです。

イベントのサイトはこちら。
Get on the Shelf

ルールは以下の通り。

・大企業から小企業まで誰でも参加可能、ただし今までウォルマート(ネット含む)ですでに売られている商品は不可、海外からの参加も不可
・締め切りは2/22
・最初の投票は3/7~4/4で、ここで上位10商品を決定
・2度目の投票は4/11~4/24で、ここでトップ3商品を決定
・ウォルマート社員は投票できない

忙しいバイヤーが気づかない埋もれている商品を掘り起こすことが目的だということはよくわかりますが、このイベントそのものがプロモーションとなっているので、見つけ出すことと販促することが同時に実現できるというなかなか優れたアイディアです
まさに一石二鳥。

それと不特定多数の意見を集約するという意味ではまさにウェブ時代の企画と言えます。

要注目ですね、これは。


投稿者: 鈴木敏仁 日時: 6:22 PM |

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