August 20, 2008
[トゥィーン・ブランズ] リミテッド・トゥーをジャスティスに転換
トゥィーン・ブランズとはリミテッドがスピンアウトした専門店チェーンです。トゥィーンとは、キッズとティーンの中間、Betweenから取られたマーケティング用語で、この層を対象としたフォーマット(つまりブランド)をまとめて行くという意味で、トゥィーン・ブランズ、という名称がついてます。
日本語にするとわかりづらいですが、ブランドの複数形で“ズ”がついてますから、いろんなブランドを集合させているという意味があります。
ちなみにリミテッド・トゥーの対象年齢は7〜14歳、13歳と14歳というティーンも含んでいるので、厳密に言うと対象年齢としてティーンズがはずされているわけではないです。
さてこのリミテッド・トゥー、トゥィーン・ブランズのフラッグシップなのですが、景気の後退で業績が悪化し、低価格業態として展開していたジャスティスというフォーマットに転換することを先週発表しました。
560店舗を来年の第1四半期までに終了し、26店舗を閉鎖、リミテッド・トゥーというフォーマットはスクラップ、ジャスティスは現在310店舗なので転換後は900店舗弱となります。
これ、リミテッドグループが持っているDNAの真骨頂ですよね。異なるフォーマットをどんどん創造し、環境の変化に応じてどんどん箱を乗り換えて行く。たぶんリミテッド・トゥーというブランドイメージが古くなったということもあるんでしょうけど、このすっぱりと切り替えて行くスピード感はすごい。
流行の移り変わりが早いアパレル業界には、リミテッド型の戦略が必須なんだろうなと強く思います。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:58 PM | | トラックバック (0)
July 10, 2008
[スティーブ&バリー] モールが生んだユニークな企業の倒産
再び破綻のニュースです。
スティーブ&バリーというアパレルチェーンが連邦破産法11条を申請して倒産しました。非上場企業であるため数値の詳細は不明。運転資金としての4000万ドルの調達が暗礁に乗り上げていて倒産間近というニュースが数日前から報じられていたものです。
店舗数は276店舗、年商はおよそ10億ドル。再建せずに清算する方向のようですが、シアーズホールディングのランパートが関与しているという話しもあり、今後の行方は不透明です。
さてこの企業、この数年急成長していて、創業者による強気の発言もあって、けっこう注目を浴びていました。ただ魅力のあるフォーマットとは思えず、どうしてこれが伸びているのだろうと不思議に感じていました。
理解するカギは、モールを管理するプロパティマネジメント(PM)によるインセンティブにあります。集客力のあるテナントに入居してもらうために協賛金のようなものを事前に支払うことがあるのですが、スティーブ&バリーはこれを結構もらっていた。相場の4倍近くで、そして大きな店舗面積であるため、200~600万ドルほどを入居にあたって支払いを受けていた。
これをてことして成長を続けてきたというわけです。
ところが、商品はそれほど売れない。
どうも、営業利益のほとんどがこのインセンティブによってまかなわれていた模様。
極めてゆがんだ利益構造で成長を続けていたわけで、まあ言ってみれば、モールが生んだ特殊なビジネスモデル、といったところでしょう。
成長していたのでこの日記でも取り上げてみたいなと思ったりしたのですが、でも店を見るといまひとつで、なんか変だなあと感じてエントリーするのを控えていました。こういう直感って、おおむね正しいんですよね。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 10:26 AM | | トラックバック (0)
July 09, 2008
[リミテッドブランズ] ピンクにカレッジ商品を導入
ピンクとは、ビクトリアズシークレットが4年前に開発したサブブランドです。対象年齢層は18〜22歳、ビクトリアズシークレットの対象顧客層よりも低いのですが、これを店内に新ブランドとして展開し、顧客層を広げてしまうことに成功してしまいました。
ビクトリアズシークレットの復調を引っ張るピンク
まもなく10億ドルを超えるそうですから、もう立派なブランドです。ビクトリアズシークレット売上高の17%を占めています。
このピンクが、33の大学とライセンス契約し、ユニバーシティ商品を導入することを発表しました。またこの秋には15大学において3人程度の宣伝ガールを選んでの販促キャンペーンを実施する予定だそう。申し込みが殺到しているとしています。
ライセンス販売で大学はロイヤルティを獲得する。双方ウィンウィン、というわけですね。非常にユニークな販売戦略と言えるでしょう。ただ、学問の府がここまでやるのか、という感も否めませんが。契約しない良心的?な大学もあるそうです。
ピンクは近いうちに別会社としてスピンアウトするかもしれません。
このリミテッドによるサブブランドを育成してスピンアウトする戦略は、非常に秀逸です。スピンアウトした事業がオリジナルを凌駕してしまうこともある。主軸を固定しないダイナミックさが魅力です。
移り変わりの激しいファッション業界において長く生き残っている一つの重要な手法だと考えています。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 10:15 AM | | トラックバック (0)
June 11, 2008
[ギャップ] 新たな再建策はダウンサイジング
昨年の7月に就任したグレン・マーフィーが金融機関主催のカンファレンスで新たな再建策を発表したのですが、テーマはダウンサイジングでした。
◆現在の店舗面積のアベレージは12,500sqf(約352坪)だが、これを6,000〜10,000sqfとする。
◆ベビー、キッズ、ギャップボディなど別フォーマットとして展開していたものを、一つにまとめる。
◆平均20,000sqf(約563坪)であるオールドネイビーを、14,000〜15,000sqf(約394〜423坪)とする。
マーフィーは、“我々は不動産をコストとしてみなしてきたが、これは資産である、最大限に現金化する必要がある”とコメントしてます。ここで言う‘最大限に現金化’という表現は、適正規模にすることで効率を最大限に上げる、という意味でしょう。
このダウンサイジングのためにかかるコストについての言及はありませんでした。
縮小均衡しようとしているわけです。拡販による再建は難しいと結論したのでしょうかね。
つい最近発表された第1四半期の決算では、売上高5%減に対して、最終利益40%増でした。この増益は在庫コントロールと経費削減によるもので、たぶん小売のプロのマーフィーがどこをいじればすぐに結果が出るかを知っているからこういう結果が出たのでしょう。前任のディズニーから来たプレスラーにはできない芸当というような気がします。
こうやってまず利益を確保することは、再建時には重要なポイントです。
ちなみに既存店成長率はマイナス11%、15四半期連続のマイナスだそうです。ということは、およそ4年間連続で既存店が前年割れしていることになります。
縮小均衡もやむなしなのかもしれません。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:09 PM | | トラックバック (0)
June 10, 2008
[グッディズ・ファミリー・クロージング] 連邦破産法11条を申請し倒産
グッディズはフロリダやジョージアといった米国南東部を商勢圏とするアパレルチェーンストアです。店舗数は355店舗、非上場なので年商は不明、売上高上位100社に入っていないので、たぶん10億ドルレベルじゃないかなと推測します。
すでに103店舗の閉鎖を決めていて、また2億1000万ドルのDIPファイナスも調達しているので、不採算店舗を閉鎖し営業しながら再建に向けて頑張るようです。
フォーマットは、コミュニティ型のショッピングセンターに出る中価格帯の衣料リテーラー、といったところなのですが、この市場、けっこう競合が多いのですね。ターゲットやウォルマートといったディスカウンター勢、ジュニアデパートメントのコールズ、そしてチャーミングショップやケイトーといった同業態、がひしめいてます。
そして、景気が悪化して、倒産というわけです。
グッディズは3年前にバイアウトされてますので、資本は投資企業が持っています。
リネンズン・シングスと同じですね。
投資企業にとっては、痛い損失でしょう。
倒産ニュースはまだまだ続きそうです。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 12:58 PM | | トラックバック (0)
February 18, 2008
[ウィルソン・レザー] 160店舗を閉鎖、100人弱を解雇
カバン等の革製品専門のチェーンストア、ウイルソン・レザーが260店舗中の160店舗を閉鎖すると発表しました。残りの100店舗は同社がスタジオコンセプトと呼ぶ、女性向けアクセサリーを中心としたフォーマットへと8月までに転換するそうです。またおよそ1000人弱を解雇するとしています。
年初より続いている各社の縮小プランをまとめると・・・。
チャーミングショップ150店舗と200人
アンテーラー117店舗
タルボット78店舗
メイシーズ2500人超
ホームデポ500人
エディバウアー123人
ホームデポを除き、すべてファッション系です。
こう並べてみると、財布の紐はまずウォンツニーズから締まってゆくということがよく分かるんじゃないでしょうか。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:39 PM | | トラックバック (0)
February 11, 2008
「アーバンアウトフィッターズによるガーデンビジネスへの挑戦」Vol.12,No.07
アメリカ流通eニュース
アーバンアウトフィッターズというアパレル専門店チェーンがある。ギャップのようなメインストリームファッションとは異なるテイストを訴える非常にユニークなマーチャンダイジングで人気がある企業だ。06年度の年商は12億2471万ドル、ユースアパレルセグメントでは6位にランクされる。
このファッション企業が、本社があるフィラデルフィアのローカルナーセリー(ガーデンセンター)を買収することを発表している。
この企業のコンセプトと同じようにこの買収戦略もユニークだ。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:06 PM | | トラックバック (0)
February 06, 2008
[チャーミングショップ] 150店舗の閉鎖と200人の解雇
チャーミングショップとは、ファッションバグやレーンブライアント等の名称で全米に2,453店舗を展開している専門店チェーンです。
150店舗のうちの100店舗はファッションバグ、200人の解雇には本社社員も含まれています。
現在、衣料系小売企業の株価がおしなべて低下しています。アバクロなどの一部を除きかなり落ち込んでいるのと、10ドルを割り込んでいる企業が多い。消費意欲減退の影響を最初に被るのがファッション系リテール、これが株価に大きく反映されているということだと思います。
消費環境の先行指標として捉えることが可能なのかもしれません。木曜日に1月の小売業売上高が発表されますが、けっこう低くなりそうな気がしています。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:41 PM | | トラックバック (0)
January 30, 2008
[アーバンアウトフィッターズ] ガーデンセンター買収の斬新さ
1月18日、専門店チェーンのアーバンアウトフィッターズがフィラデルフィアにあるローカルのガーデンセンター、スタイヤー・ナーセリーを買収すると発表しました。プレスリリースによる発表のみで、紙面に取り上げられることもなく、注目を浴びることもない小さなニュースだったのですが、個人的に非常に注目しています。
アーバンアウトフィッターズは、一般的にはアパレル専門店チェーンにカテゴライズされますが、ホームファッション系のアソートの比率が高く、アパレルでひとくくりにするのは無理がある企業です。自身による企業概要を意訳すると、「非常にとんがったニッチ市場に様々なライフスタイル型マーチャンダイジングを提供する革新的な専門店」となり、衣料という表現は出てきません。
ハードも含めたコンテンポラリーなファッションをトータルで提供するフォーマット、とでも言えばいいのでしょうかね。
この企業、現在アンソロポロジーという別フォーマットを持っているのですが、Terrain(テライン)という名称で3つ目の事業を開発することを明らかにしています。これを、これから買収する予定のスタイヤーが手がけることになるそう。
そしてこのテラインとは、驚くことにガーデンセンターなのです。
ファッション専門店チェーンが、ガーデンセンターを開発というわけです。
プレスリリースに簡単なコンセプトが書いてあるのですが、ビューティとかコンテンポラリーといった言葉が並んでます。園芸にアパレル系のファッションセンスを持ち込むというわけで、これは実に新鮮。いままでなかったコンセプトでしょう。
さらに、造園や工事などのサービスも導入するそう。
アーバンアウトフィッターズってもともとユニークなフォーマットではありましたが、多角化の方向も実に斬新ですね。
実験店舗がオープンしたら、ぜひ見に行ってみたいと思ってます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:08 PM | | トラックバック (0)
January 07, 2008
「苦戦中のタルボット、別フォーマットを撤退して本体に集中」Vol.12,No.02
アメリカ流通eニュース
イオンが大株主として知られるアパレル専門店チェーン、タルボットが苦戦している。
別フォーマットとして展開していたタルボットキッズ66店舗とタルボットメンズ12店舗を年内に全店クローズし、本体にリソースを集中することを発表した。
この撤退は昨年10月に発表された戦略的レビューの一環である。2四半期連続で赤字を計上中、歳末を含む第4四半期も予想を下回るであろうことを同時に発表、本体の業績が悪化しつつあり、別フォーマットの育成に手をかけている余裕がなくなりつつあるのである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 12:54 PM | | トラックバック (0)
[タルボット] キッズとメンズ、78店舗をクローズ
タルボットがキッズフォーマット66店舗、メンズフォーマット12店舗、トータル78店舗をクローズすることを発表しました。今年の9月までにクロージングが終了する予定、売上高へのネガティブな影響はおよそ1億ドル、閉鎖によるポジティブな影響が1300~1500万ドル、現四半期に500万ドル、08年度に3400~4200万ドルの特別損失の計上を見込んでいるとしています。
ミッシー専門フォーマットのタルボットがキッズ市場に参入したのは90年、メンズ市場に参入したのは03年のことでした。これら他フォーマットはタルボットに隣接するように立地していて、自分の服を買いに来るミドルの女性に子供服や旦那の服もついでに買ってもらうことを期待して開発されたのでした。
でも結局機能しなかった。
とりわけメンズがうまくいきませんでした。開発当初から難しいだろうと言われていて、当時のCEOのゼッチャーも難しいことは承知の上でリスクを回避するため一気に拡大せずゆっくりとやる、とコメントしていたものでした。12店舗しかないのもそのためです。
たぶん最大の理由はイメージという壁を破れなかったんでしょうね。タルボット=おばさん、という強烈なイメージがありまして、そしてすぐにあの赤いファザードが脳裏に浮かぶぐらいの刷り込みがある。そういうブランディングが完成しているからこそタルボット本体が成長したわけですが、これがそのままメンズにもコピーされてしまいますから。
男にとってクールなイメージってのはないです。
タルボットは苦戦してます。2四半期連続で赤字を計上中。株価も10ドルを割り込みました。数年前は40ドルをつけてましたので、かなりの落ち込みです。
現在店舗数は1,157店舗、アメリカにおいては専門店っておおよそ4桁を越えると成長が鈍化する傾向があります。この頭打ちを見込んで他フォーマット化を模索したわけですが、うまくいかなかった。
長年同社を率いてきたCEOゼッチャーが昨年引退したのですが、これも微妙な影響を与えているように思います。ゼッチャーという人はいわゆるたたき上げで、現場をよく知っていて、店舗にも足しげく通い、さらにデザインにも自らが意見を加えてゆくような商売人でした。私の私見ではありますが、デザインって総意で作ってゆくものではなくて特定の個人が感性で作ってゆくものであり、そしてこの感性をトップが持たないとアパレル専門店って成長が止まってしまうと思ってます。
そういう人がいなくなってしまったということが、影響を与えないはずがない。
タルボットが他フォーマットをクローズする理由は本体に集中することにあります。
リズ・クレイボーンから来た後任CEOサリバンの手腕に注目が集まります。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 11:56 AM | | トラックバック (0)
November 14, 2007
[ビクトリアズ・シークレット] ファッションショーのプロローグ
ビクトリアズ・シークレットとはリミテッド傘下のランジェリー専門チェーンです。リミテッドにとってこのビクトリアズ・シークレットとバス&ボディワークスが核事業となってしまい、本体のリミテッドを売却したという話はすでに記事としました。
このビクトリアズ・シークレット、毎年広告の一環としてファッションショーを実施していて、今年は明日15日にロサンゼルスのコダックシアターで開催、12月4日にはCBSでブロードキャストされます。おそらく同時にネットでも公開されるはず。
このショーのプロローグとして本日、バージン航空をチャーターしてニューヨークより27人のスーパーモデルが到着し、マスコミに公開されました。
また11月28日には、再びニューヨークからロサンゼルスまでチャーター機を飛ばし、有料で‘スーパーモデルと一緒に飛べます’プログラムを実施するそう。バージンのマイレージプログラムのエリートクラスの人たちに最初にチケット購入の権利を提供した、としてます。
写真は空港に降り立ったスーパーモデル。驚くべきは、機体にビクトリアズ・シークレットの社名がきっちりペイントされている点です。中途半端なやり方ではない。たぶんバージンとのアライアンスですからコストは折半なのでしょうが。
恒例のファッションショーも本格的なんです。
このスケールの大きなマーケティング戦略が、ビクトリアズ・シークレット好調の一つの要因と言えます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 07:28 PM | | トラックバック (0)
October 18, 2007
【アバクロ】 9月の既存店成長率は4%ダウン
ふと気づいたのですが、アバークロンビー&フィッチの業績があまりよくないです。
先週リリースされた9月の業績によると、売上高が1%増に対して、既存店成長率が4%とマイナス成長でした。
フォーマット別では、アバークロンビー&フィッチがゼロ、アバークロンビーが5%減、ホリスターが7%減、ルエルが11%減、となってます。
年度初頭から今までの通年では、売上高16%増、既存店成長率は1%減です。
既存店が伸び悩み始めているようで、ピークをそろそろ超えたような印象じゃないでしょうか。それと別フォーマットが少々悪い。
異様なぐらい支持されて伸び続けてきたアバクロですが、そろそろ飽きられてきましたかね…。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:26 AM | | トラックバック (0)
August 13, 2007
リストラ
本日は人員解雇ネタを二つ。
【マイヤー】
マイヤーが店舗の部門長(デパートメントマネジャー)500人を解雇すると発表しました。過去数ヶ月間、179店舗の4200人と面接した結果だそうです。店頭のパートタイマーと、本社人員は含まれていません。
マイヤーは、ウォルマートとターゲットの間に挟まって苦戦中。両社ともにマイヤーが本拠とする中西部に店舗を増やしていますので、決定的な何かを見出さない限り、この企業はまだしばらくは苦戦し続けることと思います。
【ギャップ】
ギャップが月例の業績報告で、今年に入って1500人の解雇を実施しているとコメントしているようです。400人が解雇され、1100人にこの第2四半期に通告が渡されたとのこと。これには、撤退フォーマットのフォース&タウンがらみの2000人の解雇は含まれていません。
ギャップの縮小均衡モードは、なかなか止まりません。最近も、近所のモールからバナナリパブリックが消えてました。新CEOが来ましたが、仮にポジティブだとしてもすぐには結果は出ませんしね。
こちらもいまだ苦戦中です
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:18 PM | | トラックバック (0)
July 27, 2007
ギャップの新CEO
前任のプレスラーを解任して以来ずっと経営者を探してきたギャップが、再びアパレル経験のない人をCEOとして据えることを発表し、周囲を驚かせてます。
新たにCEOになるのはグレン・マーフィー、小売経験は20年以上、カナダのショッパーズドラッグマートで6年間CEOを勤めていた人物で、その前は書籍チェーンのCEO、その前はスーパーマーケットのロブロウて働いていたそうです。
この人、年齢が45というところに驚きました。30台後半でショッパーズドラッグマートの経営者になっているのですが、その前も書籍チェーンでCEOやっているわけで、よほどの技量とリーダーシップを持っているものと思います。
ただこの若さで、ショッパーズドラッグマートをどうしてやめたのか、知りたいところではありますね。
ショッパーズドラッグマートでは改革を引っ張ったのだそうです。おそらく新しいプロトタイプの開発にも携わったのでしょう。
先月本社を訪問し、店舗もいくつか見てきたのですが、日本人の常識では出てこない非常に斬新な新プロトタイプを持ってます。とくにビューティの売り方が斬新で、大きなポテンシャルを持っていると思っています。
ただアパレル経験はない。
ギャップはショッパーズドラッグマートを改革した手腕に期待しているようです。
若さというのもあるかもですね。
少なくとも現場経験があるという点で、この人事は評価したいと思います。ただアパレルをしらない人がどこまでできるかは未知数です。
もうひとつは、創業一家とどこまでうまくやっていけるか。とくに創業者ドン・フィッシャーはいまだに経営に関与しようとする人で、この人との折り合いの悪さがプレスラー解雇につながったとも言われてます。この際だから完全に引いてしまうといいと思うんですけどねえ…。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:59 PM | | トラックバック (0)
July 23, 2007
ファーストリテーリング、バーニーズ買収提案の背景
10日ほど前のことですが、ジョーンズ・アパレルグループという、衣料コングロマリットのCEOが辞任しました。ここ数年業績が悪く、ブランドの整理を中心にリストラをしてきたのですが、なかなかうまくいかない。昨年はプライベートエクイティに資本売却を検討するも、良いオッファーがなくてあきらめ、この失敗が取締役会および株主とこのCEOとの関係を悪くした、と言われてます。
この企業、傘下にバーニーズを持っていて、リストラの一環としてこれをアラブの投資企業に8億2500万ドルで売却を決めたのですが、これに対してファストリテーリングがカウンターオッファーをかけたことはご存知のことと思います。いったん契約は成立しているのですが、アラブ系投資企業との契約内容に、他からオッファーがあったら契約は見直しても良いという項目があったようです。
さてこのジョーンズアパレルが抱えている問題は、どうもリズクレイボーンとほぼ同じもののようなのですね。こういう記事をエントリーしました。
リズクレイボーンの減益
この記事の内容が、ほぼそのままジョーンズ・アパレルに当てはまるようです。
ちなみにこのリズクレイボーンもほぼ同じ10日前にリストラプランを発表していて、両社足並みがそろってます。
一方、この2社に影響を与えているデパートメントストア業界集約の張本人、メイシーズも業績が悪い。そしてこちらにはKKRへの資本売却の話が出ている。非上場となって、長期的な視点で経営にあたりたいというのが、現経営陣の本音のようです。
そういえば、リミテッドも本体の売却が決まりましたね。
アメリカのアパレル業界は、とくに中間価格帯を中心として大きく動いています。
ファーストリテーリングによる買収オッファーの裏には、こういう状況があるのだということをお話しておこうと思って今日はアパレルを俎上に上げました。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:40 PM | | トラックバック (0)
July 10, 2007
リミテッドブランズによる‘リミテッド’売却
リミテッドブランズが、その会社名の由来ともなっているオリジナルの専門店チェーン、リミテッドを手放すことを発表しました。リミテッドの方向性と革新性でエントリーしたときは、たぶんもう机上に乗っていたのでしょうね。
「売却」ではなくて「手放す」とした理由は、資本の75%をプライベートエクィティのサンキャピタルという企業に移転する、としているからです。リミテッドブランズは4200万ドルの損失処理をする。
お金を投入して買う企業がいなかったということなのでしょう。
また残る最後のアパレルチェーン、エキスプレスの売却も同時に発表しています。こちらは資本の75%を6億200万ドルで、おなじくプレイベートエクイティのゴールデンゲートキャピタルという企業に売却する。
すべて丸ごと売却せずに25%ずつ資本を手元に残している理由は明言していないのですが、たぶん創業者ウェクスナーの気持ち、なのでしょう、おそらく。アパレル事業に対する愛着がまだあるものと推測します。
これでリミテッドブランズは、アンダーウェアのビクトリアズシークレットと、パーソナルケアのバス&ボディワークスの、2つのビジネスに完全に集中することとなりました。
市場の変化、自分の強さと弱さ、そういったものに従って業態を乗り換えて変化してゆく。‘小売業は消費者変化対応業だ’を体現しているように思います。
参考までに、バス&ボディワークスと実験フォーマットのC.O.Bigelowについては、パーソナルケアのセレクトショップ、をご参照くださいませ。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:41 PM | | トラックバック (0)
May 02, 2007
リズクレイボーンの減益
アパレルメーカー兼リテーラーのコングロマリット、リズクレイボーンが予想を大幅に下回る、65%減の減益決算を第1四半期に計上しました。これに合わせていろいろな記事が出ているのですが、ここ数年のマスアパレルの変化が分かってなかなかおもしろいので、まとめます。
・リズクレイボーンはデパートメントストアのお約束のようなマスレーベルなのですが、メイシーズによるメイの買収後のスクラップで90店舗が減り、さらに同社はPB強化をMD戦略としていて、チャネルが一気に縮小した。
・また他のデパートメントストアも、既存ブランドではなく新しいブランドを強化している。
・JCペニーやコールズも同様の戦略だが、さらにデザイナーズブランドの独占販売も強化している。
マスブランドを売るリテーラーがどんどん減っていて、一つの理由は他社にはない商品を売りたいという競合要因にあるのですが、さらにつきつめると消費者がもはやどこにでもあるようなものを求めなくなりつつあるということを意味しているのだろうと思います。
同社はこのトレンドを察知し、Juicy CoutureやLucky Brandといった今が旬のブランドを買い集め、リズクレイボーンの売上に占めるシェアを下げる戦略をここ数年とって来ました。現在40ブランドを持っていて、リズクレイボーンのシェアは10年前の70%から現在は20%まで下がっているのだそうです。
それでも減益となってしまった理由は、この多数のブランド自体にも課題があることを意味しているようです。
課題を打開する今後の取り組みは、マスリテーラー以外の販路の強化と、ターゲットとする消費者層をベビーブーマーからもっと下にシフトさせることとしてます。
極論ですが、マスアパレルの縮小、とでも言えばいいのでしょうか。ファストファッションともつながりますが、対象市場はより狭く、流行期間はより短く、という環境に適応できるメーカーやリテーラーだけが生き残っていけるということでしょう。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:42 PM | | トラックバック (0)
February 27, 2007
フォース&タウンの撤退
ギャップが次のブランドとして実験していたフォース&タウンですが、6月をもって撤退すると発表しました。05年の8月に一号店をオープンしたので、18ヶ月の実験期間でした。
このフォーマット、ギャップがもともとターゲットとしていたベビーブーマーが高齢化し、ギャップから離れてしまったため、呼び戻すことを目的として開発されました。チコズFASといったこのグループを狙って急成長した企業をベンチマークしたと言われてます。
店内の中心にスペースを広く取ったフィッティングルームをおき、これを取り巻くように4つのカテゴリーが据えられる、というレイアウト。フィッティングルームには雑誌や椅子を置き、ゆったりと試着できる・・・といった趣向がこらしてありました。
撤退の理由は選択と集中、既存フォーマットの復活にリソースを集中するためとしています。前CEOのプレスラーの元で開発されたフォーマットでしたが、解任され、開発フォーマットもスクラップされと、象徴的なニュースではあります。
年明け早々偶然フォース&タウンを訪れ、その在庫一掃セールに驚き、「ギャップのクリアランスセール」として日記にしているのですが、そのときの実感はギャップやばいぞ、でした。その直後にCEOの解任、そしてフォーマットの撤退と、予感どおりに進んでます。
店頭はほんとうに正直で、その時の調子を見事に示してくれるものなのです。
ちなみにこの記事が元となって取材記事となりました。週刊「東洋経済」2/24号の94ページから、『米GAPを悩ます販売不振、アパレルの巨人はどこへ行く』をご参照下さい。 また後日談ということで、なぜプレスラーが失敗したのかを、「雑誌(リアル)とネットのコラボ」に載せてますので、併せてご参照下さい。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:31 PM | | トラックバック (0)
February 12, 2007
コールズによる新ライン、‘Elle’
アパレルチェーンのコールズが、‘Elle’というブランドを開発し独占販売する計画を発表しました。
昨年同社はヴェラ・ワングというウェディングドレスで有名なデザイナーズブランドの独占販売を実現、同じ戦略の中でElleを作るということのようです。
さてポイントは2つ。
1つ目はElleが雑誌のタイトルである点ですね。つまり日本で言えば、アンアンやノンノで独占ラインを作るということを意味してます。おもしろいです。コールズと言うフォーマットのポジショニングを考えると、ヨーカ堂やイオンが‘アンアン’というアパレルラインを作るようなものです。
2つ目はとりわけヴェラ・ワングに当てはまりますが、他ですでに存在するブランドを、自社で独占的にPBのようなポジショニングで売るブランドをキャプティブブランドと呼び、ターゲットがこれを随分強化してきている点です。
コールズは若干成長が鈍化してきていて、このブランドイニシアチブはマーチャンダイジングのてこ入れの一環ということになります。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:48 PM | | トラックバック (0)
January 29, 2007
「ギャップCEO辞任、その背景と今後の道筋を考える」Vol.11,No.05
アメリカ流通eニュース
1月23日にギャップのCEO、ポール・プレクスラーが辞任した。
ゴールドマン・サックスを雇い戦略的な業務見直しを始めたと報じられたのが18日のことであった。メディアはすわ資本売却かと報じていたのだが、私のブログをお読み頂いている方はご存知の通り、たぶんそれはありえず、まず必要なのは経営陣の刷新だろうと思っていたので、その通りとなったわけである。
ギャップはこれから新CEOを探すことになるわけだが、勢いを失ったブランドを復活させるという重荷を背負う人材がいるのかどうか。
ギャップの苦闘をまとめておきたい。
<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 05:10 PM | | トラックバック (0)
January 23, 2007
ギャップのCEOプレクスラーが辞任
昨日の午後遅くに発表されました。創業者一族のロバート・フィッシャーが暫定CEOに就任し、これから後任を探すとのこと。
「ギャップ売却の噂について」で書いたとおりです。いまこの企業にまず必要なのは経営陣の刷新で資本を入れ替えることではない、という私の主張どおりとなりました。
さて次の私の興味の第一番は、当然のことながら次期CEOは誰かということです。大変な重荷を背負うことになりますが・・・。ミッキー・ドレクスラーを呼び戻せなんていう荒っぽい意見もあります。ドレクスラーは現JクルーのCEOです。
二番目はオールドネイビーをどうするのか。業績が悪く、売却したほうがいいのではと随分言われてきているのです。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:25 PM | | トラックバック (0)
January 22, 2007
「TJマックスによるカードデータ漏洩ケースで思うこと」Vol.11,No.04
アメリカ流通eニュース
顧客のクレジットカード情報が不正アクセスによって大量に漏洩したことを、衣料のオフプライスチェーン最大手TJマックスが明らかにした。海外も含めて4000万人のデータが流出した可能性が高いという。アメリカの人口が3億人とすると、人口13人当たりに1人という数値である。小売企業からこれだけの顧客数のデータが漏れたケースは、私の記憶では希少だと思われる。
このクレジットカードに加えて近年問題化しているのは、プリペイド型のギフトカードだ。アメリカでは日本の商品券に代わる存在として完全に定着したが、こちらも比例して犯罪が増えているという。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 05:07 PM | | トラックバック (0)
January 10, 2007
ギャップ売却の噂について
ギャップが売却を検討しているという報道が日本のメディアに出ていますが、現状ではすべて周辺情報で、憶測に過ぎません。
「米メディアによると米衣料小売り大手ギャップが身売りの可能性を含む抜本的な再建策の検討に入った」、と言い切っている日本のメディアもあるのですが、米メディアも今のところ周辺情報として書いているだけで、検討しているとは断定していません。
ギャップは、「噂に対してはコメントしない」、としてますから、当のギャップもノーコメント。またゴールドマンサックスを雇ったということは事実のようですが、ギャップ自身はゴールドマンとは長いことビジネス関係があるとして、売却云々のためだとはまったく言っていない。
日本のメディア、少々軽率かなと。
さてそれではギャップが資本売却と言う選択肢を選ぶのかどうかと言うと・・・その前に経営陣の入れ替えが必要なんじゃないかなと思ってます。
現CEOのプレスラーはどちらかというと数値系の人で借入金を減らしてバランスシートを良くしたという功績はあるけど、マーチャンダイジングの人ではない、という批評が多いんですね。
ということは、マーチャンダイジング系の人を持って来れれば・・・ということになる。
ただまあ資本売却となればかなりの規模となりますので、野次馬としては、おもしろいと言えば、おもしろいんですけどねえ・・・。
>>先週末にギャップが開発した新フォーマット、フォース&タウンを見てきました。簡単な情報は、R2Linkに掲載しました。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 05:26 PM | | トラックバック (0)
December 04, 2006
「ビクトリアズシークレットの復調を引っ張るピンク」Vol.10,No.49
アメリカ流通eニュース
ビクトリアズシークレット(以降VS)が12月5日に恒例となったファッションショーを開催した。大手テレビ局のCBSで放映されるなど今年はかなりの注目を浴びた模様。
ファッション専門店チェーン最大手のリミテッドが82年に、わずか3店舗の時点で将来性を見出して買収し、成長させ、現在はおよそ1000店舗という巨大なフォーマットに成長している。ニッチフォーマットとして成長したのだが、1000店舗となるともうニッチとは言えないだろう。下着にファッションを持ち込んで新しい市場を開発し大きくしたという点で、この企業の持つ価値は大きい。
ただアメリカでは、ファッション専門店は一般的に500店舗を超えると徐々に成長がスローダウンするもので、4桁近い店舗数を誇るビクトリアズシークレットは異例の規模と言う事ができる。そしてご多分に漏れず成長の踊場にぶつかったのが05年で、既存店成長率が1%に低迷したのであった。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:46 PM | | トラックバック (0)
October 02, 2006
「チコズFAS、成長神話の終焉か?」Vol.10,No.40
アメリカ流通eニュース
有名企業の陰に隠れて日本ではあまり知られた企業ではないのだが、チコズFASというアパレル専門店チェーンがある。ここ数年小売業界を超えた総合ランクでも、成長企業としてずっとトップ近辺にポジションしてきた有名企業だ。
この会社が8月に既存店成長率2.6%のマイナスを記録した。実に113ヶ月連続で、つまり9年以上既存店成長率を伸ばしてきた後だけに驚きが大きく、その後8月には通年の業績を下方修正、直後に株価が24%も下落している。
日本ではあまり知られた企業ではないので、何が成長を引っ張ってきたのか簡単にまとめておきたいと思う。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:23 PM | | トラックバック (0)
July 22, 2006
アバクロがコピー商品防止の取り組みを開始
アパレル専門店チェーンのアバークロンビー&フィッチが20日に、世界中に出回っているコピー商品を減らすために、FBIで知的財産関連に携わっていた人物を雇って本格的な取り組みを開始すると発表しました。
理由は品質の劣悪なコピー商品が出回ることで、同社の信用が傷つくことを防ぐことにあるとしているのですが、それだけコピーが多く出ているということですね。
今後アジアへの進出を目論んでいて、その露払い的な意味もつ良いようです。
取り組みを始めること自体は目新しくはないのですが、FBIのエージェントを雇うところが、アメリカ的だなと感じて記事としました。日本でも天下りで役人を雇う企業は多いですが。
ちなみにアバクロはコピー商品取締りを専門としていている民間企業も雇っている模様なのですが、この民間企業の売上が伸びているそうです。
ニーズが増えているんですね。知的財産という認識が欠落しているアジア人が、そういうニッチビジネスを成長させているというわけです(笑)
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 08:56 AM | | トラックバック (0)
June 13, 2006
ギャップの新機軸
不調が続いているギャップが新機軸を打ち出しました。
7月中におおがかりな店舗改変を実施するとのこと。核となる考え方は、店舗内店舗(Store within a store)、店内は4つのセクション(ショップ)に分けられて、それぞれが独立して存在する形式となるそうです。
デニムショップ、Tシャツ、クリーンショップ、フーディーズショップ(hoodies shop)、の4つ。
デニムとTシャツは説明する必要ないですね。クリーンショップはよりアップスケールで洗練らされた商品群、フーディーズはフリース系のアクティブウェア、だそうです。
また各セクションの商品は季節ごとに入れ替えるのではなく、絶えず入れ替えて鮮度をアップさせる模様。
驚いたのは、ひょっとするとデザイナーブランドを投入するかもしれないとしていることです。全商品を統一店舗ブランドとするSPAであることがギャップの特徴だったわけですが、今後はこだわらないとしているわけで、ギャップ名だけでは支えきれないことを認めたことになります。
すでにコンバースを売ることを決めているようです。
ギャップもようやく大きく変わりますね。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 05:08 PM | | トラックバック (0)
February 11, 2006
タルボットがJジルを買収
アパレル専門店チェーンのタルボットが6日、同業態のJジルを買収することで合意したと発表しました。
買収総額は5億1700万ドル。
昨年の11月21日付で、アパレルメーカー兼専門店チェーンのリズ・クレイボーンがJジルにUnsolicited Offer(求められていない買収オッファー、Hostileつまり敵対的ではない)を提案しているということを書きましたが、タルボットがホワイトナイトとして現れたということになります。
どうやらJジルとタルボットはリズ・クレイボーンによる一回目の買収オッファーの後に、M&Aについての交渉を開始したようです。タルボットの意向でJジルは話し合いの事実についてだんまりを決め込んでいたということで、リズ・クレイボーンは知らずに二度目の買収オッファーをかけていたことになります。
タルボットとJジルは狙っている市場が同じであること、本社が近くて幹部の交流があることなどから、良いマッチングという評価がもっぱらです。
市場とは35歳以上のミドルインカム以上の女性。
この市場、ここにきて急にスポットライトが当てられ始めてます。
この点について、流通eニュースにまとめてみました。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:03 AM | | コメント (0) | トラックバック (0)
February 06, 2006
「タルボットがJジルを買収、顕在化する中年女性市場」Vol.10,No.06
アメリカ流通eニュース
アパレル専門店チェーンのタルボットが6日、Jジルを買収することで合意に達したと発表した。タルボットはJジルの発行済み株式を現金で獲得する。総額は5億1700万ドル程度となる見込みだ。
このJジルは業績が悪化していて建て直しが急務となっている企業。昨年初頭にリズクレイボーンからの買収オッファーがあり、一度断り、しかし年末に再び買収を持ちかけられたという経緯があり、タルボットはホワイトナイトとして登場したことになる。
この分野、実はあまり目立たないのだが大きな変化が生じている。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 06:15 PM | | トラックバック (0)
October 11, 2005
ファザードに店舗名がない専門店

この写真、ビクトリアガーデンというライフスタイルセンターで撮ったある専門店のファザードです。
よく見ると分かりますが、店舗名が表に一切ない(笑)
これは、日本進出を決めたアバークロンビー&フィッチが展開している別フォーマット、ホリスターです。
アバクロの廉価バージョン、とでも言えばいいでしょうか。
店舗名を表につけないというのは、ターゲットとする若年層を意識したものなのでしょう。
クール、という印象はありますね。
ただよほど強いインパクトをファザードに作らないと、それがホリスターだと分からないかもしれない。
非常に斬新なデザインではあり、この問題はクリアしているようには思います。
若い人たちを対象とするためには、いろいろアイディアをひねらなければならないという例でした。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:47 AM | | コメント (0) | トラックバック (0)





