June 16, 2008
「ボーダーズを買収するのはアマゾンか?」Vol.12,No.25
アメリカ流通eニュース
昨年初頭、書籍ディスカウンターのボーダーズの赤字決算について書いたことがある。ネット販売をアマゾンに委託してしまい、そのアマゾンにシェアをどんどん奪われてしまって危機に陥っている、というストーリーであった。そのときの経営者は、‘これで店舗戦略に集中できる’と喜んでいたのだという。書籍市場の変化を読み取れない経営者の悲劇である。
その後同社の業績は上向いておらず、昨年度も二年連続で赤字を計上した。資金繰りが逼迫し、金融機関から新たな金融調達をして息をつくなど相変わらず厳しい状態が続き、資本の売却も含めた再建策を検討していることも明らかになっている。
この資本の売却先には、業界1位のバーンズ&ノーブルの名前があがっている。デューデリジェンスに入ったという話もあるのだが、仮に両社が合意してもFTC(公正取引委員会)が許可するのかどうかは微妙である。
さてこの売却先として、アマゾンに売ってしまえ、と意見する投資家が出てきているのである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:22 PM | | トラックバック (0)
June 09, 2008
「大きく変わるウォルマートの音楽CD販売戦略」Vol.12,No.24
アメリカ流通eニュース
WSJが報じたところによると、伝説のロックバンドであるAC/DCの新アルバムをウォルマートが独占販売するようだ。このプランに合わせて、ウォルマートが音楽CDの販売戦略を大幅に変えるのではないかというストーリーが掲載されている。
ウォルマートによる音楽CDの独占販売は増えつつあって、例えば昨年末にイーグルスがLong Road Out of Edenを自身のホームページとウォルマートだけで販売し、一週間で70万枚を売り上げたというニュースをブログに書いた。このアルバムは昨年のベストセラー3位にランキングされている。
その後はジャーニーが同様の販売戦略をとって成功し、今回は‘3匹目のどじょう’ということになる。
音楽レーベルがウォルマートに独占販売させる理由は当然ウォルマートの販売シェアが非常に高いというのもあるのだが、一つには音楽の販売市場が大きく変わりつつあって、その中で新しい売り方を模索しているからである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:40 PM | | トラックバック (0)
June 02, 2008
「セイフウェイが開発した新フォーマットについて」Vol.12,No.23
アメリカ流通eニュース
昨年の9月の時点で小型フォーマットの開発を示唆していたセイフウェイが、5月中旬に一号店をオープンさせた。
カリフォルニアにフレッシュ&イージーが侵攻してから即座に対応しようとしているのがウォルマートとセイフウェイだ。ウォルマートはテスコから人材を引き抜いてまでして新フォーマットを開発しようとしているのだが、とにかく業界に先駆けて新しいことにチャレンジして行く同社の社風を象徴しているように思う。
一方スーパーマーケット(以降SM)企業というものは業界が古いだけに保守的で、新しいことに対する対応は比較的遅く、今回のセイフウェイのリアクションの早さはけっこう珍しいのだが、全店舗の34%がカリフォルニアに集中していて、とくにサンフランシスコ近郊は40%近いシェアを握るドミナンス市場で、ここを崩されるのは死活問題だからであろう。
ということでこの新店を見てきたのだが、普通の小型SMの域を出ておらず、やはり大企業というものは冒険できないのだなと実感したのであった。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:36 PM | | トラックバック (0)
May 26, 2008
「ガソリン価格の高騰がアメリカ社会を変えるか」Vol.12,No.22
アメリカ流通eニュース
ガソリン価格の上昇が続いている。現在アメリカの平均価格は3.90ドル程度なのだが、カリフォルニアでは4ドルを超えている。1ガロン(3.785リットル)あたりなので、1リットル当たりにすると1ドル程度である。私がアメリカに来た20年前は60セントぐらいだったので、6倍以上になったわけだが、このうちの半分ぐらいはこの数年間に集中している。
さて、もしこの価格がさらに二倍以上の1ガロン当たり10ドルになったらアメリカ経済はどうなるのだろうか。マネーという経済誌のコラムニストが予測を書いているのだが、大多数のトラックビジネスが廃業に追い込まれ、飛行機は飛べず、多くのリテールやレストランがつぶれる一方、カープール(車の乗り合い)、ハイブリッド車、テレコミュート、屋上菜園、家庭内料理、リサイクル、ソーラーパワーに対する需要が急騰するだろう、と書いている。
10ドルという数値には根拠はないのだが、そういう数値が現実に飛び出てくる時代にとうとう突入したという感を強くしている。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:33 PM | | トラックバック (0)
May 19, 2008
「売場のサブブランド化を考える」Vol.12,No.21
アメリカ流通eニュース
デパートメントストアのメイシーズがFAOシュワルツとのコラボレーションを開始する。メイシーズの売場にFAOシュワルツの専門店売場を作り、‘店舗内店舗’として展開を図るという。今年の春までに812店舗中の275店舗に導入し、来年と再来年中に全店舗へ水平展開する。
FAOシュワルツは高級玩具専門店チェーンとして有名だったが、経営が傾きバイアウトされて縮小、現在はニューヨークとラスベガスの二箇所にしか店舗がない。ただ知名度は相変わらず抜群で、埋もれたブランド価値をメイシーズが利用しようというわけである。FAOシュワルツとしても新たな拡大のチャンスで願ってもないことだろう。
このように、他企業を店舗内にすっぽりと入れてしまう手法は今に始まったことではなく、アメリカではこの10年ぐらいのトレンドなのだが、目的は部門のディスティネーション化にあり、本質は部門のサブブランド化にあると考えている。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:30 PM | | トラックバック (0)
May 12, 2008
「ヨーロッパに進出するベストバイ」Vol.12,No.20
アメリカ流通eニュース
ベストバイがヨーロッパへ進出する。イギリスに本社を置く携帯ショップチェーン、カーフォン・ウェアハウス社と合弁を設立し、ジョイントベンチャー形式で店舗開発を開始する。また、イギリスのDSGやKESA買収に動いているというニュースが出たのだが、CEOのアンダーソンは否定せず、買収による拡大もありそうだ。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:11 PM | | トラックバック (0)
May 05, 2008
「リネンズン・シングス倒産、今後に続くプロローグ?」Vol.12,No.19
アメリカ流通eニュース
リネンズン・シングスが連邦破産法11条の適用を申請し事実上倒産した。非上場企業なので負債総額など詳細は不明、裁判所管理下における運転資金の調達手法であるDIPファイナンスで7億ドルをGEキャピタルから調達しており、営業は継続する。
景気の悪化懸念で消費意欲が減退、今年は小売企業にとって大きな試練の年となりそうで、かなりの数の店舗閉鎖や倒産が年初から予測され、シャーパーイメージなど中レベルの小売企業にすでに倒産企業が出てきているのだが、大企業としては初のケースとなった。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:09 PM | | トラックバック (0)
April 28, 2008
「マーズによるリグレー買収、激しくなる菓子メーカーのグローバル競合」Vol.12,No.18
アメリカ流通eニュース
菓子メーカーとしてナンバーワンの売上高を誇るマーズが、同じく菓子メーカー大手のリグレーを買収することで合意した。買収総額は約230億ドル、両社の売上高を単純に合算すると244億ドルとなり、2位ハーシーの49億ドルを大きく引き離して断トツのトップとる。
マーズの主力カテゴリーはチョコレートやキャンディ、一方リグレーはガムなので、今後FTC(連邦取引委員会)による調査が入るものの、ほぼ買収は成立するものと見られている。
この買収のインパクトは小さくない。米小売店舗のレジ周り商品がマーズ一色になってしまうかもしれない。またこの買収の動機の一つが実はグローバルコンペティションで、つまりグローバルな菓子市場に与える影響も小さくないのである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:06 PM | | トラックバック (0)
April 21, 2008
「ブロックバスターがサーキットシティに買収提案」Vol.12,No.17
アメリカ流通eニュース
ブロックバスターというビデオのレンタルチェーンがある。年商55億ドル、1ドル100円換算で5500億円、店舗数は5,000を超える。参考までに日本の同業態のカルチュア・コンビニエンス・クラブが連結で2100億円なので、日本の最大手の2倍ほどの大きさである。
この企業が、家電ディスカウンター2位のサーキットシティに買収を提案していることが明らかとなった。サーキットシティの年商は124億なので、売上高で2倍以上、株の市場総額もサーキットシティの方が圧倒的に大きい。レンタルビデオチェーンによる家電チェーンストアの買収提案という奇抜さとあわせて、大きな議論を巻き起こしている。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:03 PM | | トラックバック (0)
April 14, 2008
「小売企業の投資効率の悪さについて」Vol.12,No.16
アメリカ流通eニュース
我が国小売企業は総体として利益率がかなり低いため、売上に対する利益の比率は当然低いし、資本に対する収益の比率も非常に低い。何故なのか。一般的に言われていることは、経費の相対的な高さである。不動産コストを中心とした固定費、人件費、公共料金、といった費用がグローバルな相場よりも高いため、利益が出しづらいという説明である。
こういった費用コストが日本は高いという認識は誰もが持っているため、だいたいこれで納得して終ることになるわけだ。
しかし実はそういうわけでもないかもしれないということが、あるインデックスから読み取れるということを知った。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:00 PM | | トラックバック (0)
April 07, 2008
「店頭をボトムアップに、組織コミットメントからチームコミットメントへ」Vol.12,No.15
アメリカ流通eニュース
昨年の3月にホールフーズの組織運営哲学について書いた。チームを活動単位とし、非常に大きな権限を委譲することでボトムアップタイプの組織運営を実現しているのだが、委譲している権限が小売業界のみならず企業一般で見ても異常なほど大きく、そのユニークさこそがホールフーズの強さの源泉だという話であった。
ふと気づいたことなのだが、アメリカの小売企業は‘チーム’を強調することがとても多く、これも小売業界に限ったことではなく企業一般で見られる大きなトレンドなのである。
ここで、店頭マネジメントの考え方に日米大きな違いがあるのではないかことについて、ふと考えてみた。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:54 PM | | トラックバック (0)
March 31, 2008
「ウォルグリーン、点をつなげて新た勝機を見出す」Vol.12,No.14
アメリカ流通eニュース
ウォルグリーンが買収プランを発表した。
買収と言うものをほとんどせず自社成長をモットーとしてきた企業なのだが、昨年から方針を転換し、機会があれば買収するというスタンスになっている。昨年はワシントンDCドミナンスの中堅小売企業を買収しているのだが、しかしその後の一連の買収と、今回の発表から、ウォルグリーンが将来への絵として描いている全体図のようなものが見えてきた。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:43 PM | | トラックバック (0)
March 24, 2008
「テスコ、目標見達の米国事業と、大量出店に踏み切る?日本事業」Vol.12,No.13
アメリカ流通eニュース
フレッシュ&イージーの店舗数が2月末の時点で50店舗を超えた。11月8日に4店舗をオープンさせ、以来およそ3ヶ月間で50店舗を超えたわけである。このスピードは既定路線で分かっていたことではあるのだが、実際に目にすると巨大資本のパワーと言うものを実感せざるを得ない。
サクラメント近郊に配送センター用の土地を手当てし、北カリフォルニアへの出店を開始することもすでに明らかとなっていて、350店舗構想へ向けて着々と手を打っている。シカゴへの進出も噂されていて、版図の拡大もはじまりそうだ。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:47 PM | | トラックバック (0)
「ターゲットが自社クレジットカード事業の売却を検討中」Vol.12,No.12
アメリカ流通eニュース
ターゲットの自社クレジットカードが、カード業界ランキングで全米10位になったという話を一昨年の6月に書いた。米国小売企業は自社クレジットを運営しないのがトレンドなので、この10位と言うランキングは突出していた。
それ以来、変わらず強化戦略を取って会員数が増え、収益も上がってきているのだが、当時からリスクを指摘する声が多く、しかし経営側がその戦略性とタイトな管理体制を訴えて正当化する、ということが繰り返されてきた。
しかしとうとうこの事業の売却を考え始めた。株主のプレッシャーに負けたようだ。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:45 PM | | トラックバック (0)
March 10, 2008
「インストアクリニックによる医療のメニュープライシング」Vol.12,No.11
アメリカ流通eニュース
ドラッグストアのCVSが、インストアクリニックを買収したのは一昨年の7月のことであった。物販企業が医療サービスを提供することになるわけだから、非常に画期的なエポックメーキング的な買収であった。その後CVSはPBMというもう一つのサービスプロバイダーと合併、常識的なDgsビジネスから異なる次元へと進み始めている。
このミニッツクリニック、買収した時点では83ヶ所だったのだが、今月初頭に500ヵ所を突破した。約1年8ヶ月で400ヵ所以上を増やしたわけで、大変な勢いと言うことができる。
さらに今年は150〜250ヵ所の新設を予定していて、まだまだ増えそうなのである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:38 PM | | トラックバック (0)
March 03, 2008
「ターゲットとウォルマートの決算比較で見えてくること」Vol.12,No.10
アメリカ流通eニュース
年初の2月から3月にかけての時期を決算期としている小売企業が多く、ここにきて第4四半期と通年の業績を発表する企業が相次いでいる。予想していたことではあるのだが悪化している企業が多く、景気の鈍化にともなう消費マインドの冷え込みを明示するような結果となっている。
とりわけウォルマートと比較した場合のターゲットの数値が気になった。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:36 PM | | トラックバック (0)
February 25, 2008
「P&Gの人員解雇なきリストラ」Vol.12,No.09
アメリカ流通eニュース
原材料費の高騰を理由としてメーカーによる価格の値上げが相次いでいる。ほとんどが‘企業努力の範疇を超えてしまったためやむなく値上げする、ご理解いただきたい’というスタンスだ。日米のニュースを見比べていると、アメリカでももちろん値上げの動きはあるのだが、日本の方が値上げの動きが強いように感じている。
たぶん日米ともにインフレ懸念はますます加速してゆくのだろう。
さてこの環境の中で、消耗必需品業界において最大のメーカーであるP&Gがリストラプランを発表した。なるほどそういうものだろうなと思わせるプランで、いろいろ考えることが多かった。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:10 PM | | トラックバック (0)
February 18, 2008
「ウォルマート、第4四半期に10兆円超え」Vol.12,No.08
アメリカ流通eニュース
ウォルマートが第4四半期および通年の決算を発表した。全米最大規模でしかもコモディティ販売をメーンとする業態であるため、ウォルマートの業績はアメリカ経済の基礎体力を色濃く反映しているとも言え、その決算は毎度のことながら内外の注目を大きく浴びる。
決算発表をざっと読む限り、昨年来立てて来た戦略が良い方向に向かっているためか、そのトーンは楽観的とはいえないものの悪いものではなかった。ただ経済そのものに対する見方はかなり不透明で、アメリカ経済に明るい兆しはいまだ見えてこないようだ。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:08 PM | | トラックバック (0)
February 11, 2008
「アーバンアウトフィッターズによるガーデンビジネスへの挑戦」Vol.12,No.07
アメリカ流通eニュース
アーバンアウトフィッターズというアパレル専門店チェーンがある。ギャップのようなメインストリームファッションとは異なるテイストを訴える非常にユニークなマーチャンダイジングで人気がある企業だ。06年度の年商は12億2471万ドル、ユースアパレルセグメントでは6位にランクされる。
このファッション企業が、本社があるフィラデルフィアのローカルナーセリー(ガーデンセンター)を買収することを発表している。
この企業のコンセプトと同じようにこの買収戦略もユニークだ。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:06 PM | | トラックバック (0)
February 04, 2008
「保守的な酒流通に挑戦したコストコの敗訴」Vol.12,No.06
アメリカ流通eニュース
アメリカの酒流通は非常に保守的で、ウォルマートのような大企業であってもメーカーと直接取引ができず、必ず問屋を通さなければならない。この硬直した流通システムの風穴を開けようとしたのがコストコで、本社のあるワシントンで州を相手に提訴、06年に地裁で勝利したのだがしかし州が控訴、そして控訴審で逆転敗訴という結果が出たのが先月末のことである。
ここで酒類流通について少し書いておこうと思う。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:04 PM | | トラックバック (0)
January 28, 2008
「シアーズによる前代未聞のリストラクチャリング」Vol.12,No.05
アメリカ流通eニュース
シアーズ/Kマート(正式名称はシアーズホールディング、以降シアーズ)がユニークなリストラプランを発表した。自社のオペレーションを5つに分けてカンパニー制にするのだという。例えば地域別に法人を立てるといった分け方はよくあるが、今回の同社のプランは根本的なスタンスが異なっていて、本当にユニークである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:02 PM | | トラックバック (0)
January 21, 2008
「アップルとモトローラの携帯ビジネス」Vol.12,No.04
アメリカ流通eニュース
無線でアクセス可能なデバイスを使って店舗への注文を可能とするシステムを、アップルがパテント申請しているようだ。携帯電話、PC、その他メディアプレーヤーなどの無線アクセス可能な小型デバイスを使って商品を注文し、店頭でそれを受け取るというシステムである。
昨年9月にアップルとスターバックスが協力し、店頭でBGMとしてかかっている曲を‘Song of the Day’として、無料でダウンロードできるプロモーションサービスをはじめている。スターバックスは全店で有料の無線LANを提供しているのだが、iTunesストアからこの曲をダウンロードするときのみ無料でアクセスできる仕組みのようだ。
アップルによるパテント申請はこの成功を踏まえて、もう一歩先に行こうとするものである。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 12:59 PM | | トラックバック (0)
January 14, 2008
「ウォルマートが新フォーマットを開発、名称はマーケットサイド」Vol.12,No.03
アメリカ流通eニュース
ウォルマートが小型店舗を開発する可能性があることは、アメリカの流通業界では昨年から指摘されてきた。昨年初頭にテスコの幹部をヘッドハントし、新業態開発部門のトップに据えたときから俎上にあがり、その後も様々なメディが報じてきたものなのだが、ようやく開発することが明らかとなった。複数のニュースソースが報じたところによると、アリゾナ州のフェニックスに今年の夏をメドに実験を開始するそうだ。
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投稿者: 鈴木敏仁 日時: 12:58 PM | | トラックバック (0)
January 07, 2008
「苦戦中のタルボット、別フォーマットを撤退して本体に集中」Vol.12,No.02
アメリカ流通eニュース
イオンが大株主として知られるアパレル専門店チェーン、タルボットが苦戦している。
別フォーマットとして展開していたタルボットキッズ66店舗とタルボットメンズ12店舗を年内に全店クローズし、本体にリソースを集中することを発表した。
この撤退は昨年10月に発表された戦略的レビューの一環である。2四半期連続で赤字を計上中、歳末を含む第4四半期も予想を下回るであろうことを同時に発表、本体の業績が悪化しつつあり、別フォーマットの育成に手をかけている余裕がなくなりつつあるのである。
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January 01, 2008
「大手商業不動産企業、デフォルトで資本売却か」Vol.12,No.01
アメリカ流通eニュース
小売専業の商業不動産会社の大手がデフォルトの危機に陥り、資本売却を検討している。サブプライム問題が流通業界に与える影響は非間接的なものも含めるといろいろ考えられるのだが、たぶんもっともダイレクトなクレジットクランチ(貸し渋り)による財務トラブルに起因している。
今のところサブプライム問題を理由として危機に陥った流通企業はないと思うので、この企業が最初の犠牲者となりそうだ。
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