2006年1月25日
JCペニーの変革

既存店成長率が落ち続けているシアーズですが、昔の同業者であるJCペニーは完全とはいえないまでも、かなり業績を回復させています。
12月の既存店成長率も2.2%増で、この業態としてはまずまずといったところじゃないでしょうか。

前CEOのアラン・クェストロムは再建請負人で、見事に腕を発揮して、とりあえずペニーをどん底に陥る危機から救い出しました。

後任はマイロン・アルマンというLVMHにいた人ですが、これから成長戦略に入るとしています。

いろいろ手を打っているようなのですが、核となる戦略の一つがやはりPBなんですね。
で、興味深いなと思ったのは、PBラインごとにチームを作り、これを統括するブランドマネジャー制度を取り入れたことです。

ブランドマネジャー制度はP&Gが有名です。
リミテッドも導入しているようですね。
日本の小売業界で、PBごとにブランドマネジャーを置いている会社ってあるでしょうか。
(知っている人がいたら、教えて下さい。)

ブランドマネジャーの責任は、一つのブランドコンセプトの下、デザインから売場まで、すべてを統一することにあります。
部門を越えて責任を持ち、一貫性を持った売り方を維持する、ということです。

アパレルってブランドイメージが非常に大切ですから、こういう取り組みは重要ですね。
JCペニーの業績回復は地に足がついているように思います。

鈴木敏仁 (03:37)

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