これはMass(大衆)と、Prestige(高級な)の合成語です。
Democaratization of luxury(ラグジュアリーの民衆化)、 Prestige for the masses(大衆向けのラグジュアリー)、といった意味となります。
大衆向けの、つまりお値打ち価格な、ラグジュアリーな機能や雰囲気を持った商品、といったところかな。
昨今注目されているいくつかの消費行動を一言で説明する、とても分かりやすい表現だと思っています。
日用品はできるだけケチり、ここぞというときには消費を惜しまない行動があります。
これは高所得者にも、実は低所得者にも当てはまる。
この、ここぞというときに、マスティージな商品がうける。
高所得者はどんな出費も惜しまないというのは間違いなんですね。
米国においては、ミリオネアの9割は、金持ちとして育ってきたのではなく、金持ちになった、という調査結果があります。
つまり9割のミリオネアは、努力して、節約して、お金持ちになったわけです。
こういう人たちは、むやみにお金を使わない。
高額品を惜しげもなく買う突き抜けた一握りの大金持ちとは違って、消費行動は慎重です。
でも品質に対するこだわりはある。目も肥えている。
こういう人たちに、マスティージな商品は受けるわけです。
ターゲットのファッション商品はマスティージと表現されていて、う縲怩Aなるほど、という感じです。
日本でも、団塊世代が引退を始めます。
彼らは資産はある。
でもこれからの引退生活を考えるから、きっと消費は慎重になる。
こういう人たちに、マスティージな商品はマッチしますね、たぶん。
この言葉、これからきっと日本でも流行ります。
誰が流行らすか、だな、たぶん。
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