ビジネスウィークが毎年発表しているBW50社というランキングがあります。
これは10項目の指標を用いてS&P500社の中から選別したランキングなのですが、ベンチマークされる経営指標が多いことと、複数年にわたっていることなどから、単年度で一指標のシンプルなランキングに比べると、その企業の本当の強さが分かる優れものだと思っています。
さてこの50社の中にランクされているCPG流通企業を列挙すると・・・
11:ロウズ
19:ベストバイ
39:CVS
44:ステープルズ
48:マッケソン
50:ホームデポ
皆さんにとっては、意外な顔ぶれじゃないでしょうか。
個人的にはCVSとマッケソンに驚きました。
CVSは結構評価が高いんですね。どうりで、エッカードに次いで立て続けにセブオンを買収すると言う離れ業を演じることができるわけです。
マッケソンはドラッグホールセール業界売上高1位企業ですが、数年前に粉飾決算が明るみに出て沈んでいました。
3位のカージナルヘルスの方が好調と見ていたのですが、唯一ランクインしたということは、復活したどころか優良企業化したということを意味しています。
ウォルマート、コストコ、クローガー、ターゲットといった大手小売企業が含まれていないのですが、スーパーバリュもいないし、さらにP&Gやクラフトといった大手メーカーの存在はかけらもありません。
理由の一つはたぶん、株主に対するリターンが指標に含まれているからだと思われます。重厚長大で、株価の動きの鈍い流通企業ははずされやすい。
ただし、ここ数年株価が大きく上がっていないホームデポがランキングされていますので、理由をこれだけに求めるわけにはいきませんが。
参考までに、もう少々広い意味で、消費者に商品やサービスを販売する企業を加えておきます。
13:モトローラ
24:スターバックス
34:マイクロソフト
37:eベイ
43:コーチ
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