JCペニーがニューヨークのマンハッタンに、3月3日から28日までの期間限定で、広告用途の臨時店舗をオープンさせています。
こういう店舗のことを、米国流通業界の専門用語でポップアップストアと呼びます。
ディスカウントストアでは、ターゲットがこの店舗を利用することで知られています。
このポップアップストアは広範囲な広告キャンペーンの一環で、キャンペーンにはアカデミー賞のスポンサーも含まれたりしています。
さて同社のもくろみはと言うと、「おばあちゃんの店」というイメージからの脱却にあるとしています。
かなり予算をかけたキャンペーンではありますが、決して高級志向へとアップグレードするためのものではなく、あくまでもミドルクラスをターゲットとしつつ、古くなったイメージを変えたい、ということですね。
シアーズ同様、老舗であるJCペニーのイメージは古くなってしまった。
これをオーバーホールするわけです。
日本でたとえれば、衣料を強化したい(または熟年向きの店というイメージを変えるために)ヨーカ堂が、銀座の一等地に一ヶ月間だけの店舗を出すようなものです。
詳しくはアメリカ流通eニュースに書きましたが、こういう地道なマーケティング努力の積み重ねがあってはじめてアパレルは売れるものなのだ、ということなんです。
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