昨年9月2日にその意図が発表されて以来内外の注目を浴びてきたアルバートソンズの売却が、1月24日に決定した。
わずか5年程前まではSM業界の優等生と言われていた同社が売却されたことに、驚いている方も多いに相違ない。昨年11月号で(アメリカチェーン「2005年の大激震」)、今回のディールは'身売り'ではなく、資本売却であると私は論じた。バイアウト企業が資本を買収し、非公開企業としてリストラを実施し、業績を戻した上で再上場するという復活のシナリオを予想していたのである。その時点での業績やコメントの文脈を総合するに、身売りとは程遠い状態であったからである。
しかしアルバートソンズの選択肢は、他社の傘下に入るというほぼ身売りに近いものなのであった。
実はその時点で一つだけ見落としていた事実があって、おそらくそれが今回のM&Aにつながったのだろうと私は考えている。資本の独立性に対する意思の消滅である。
<続きは販売革新06年3月号をご覧下さい>
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