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July 06, 2006

ブリストルファームが苦戦しているわけ

ロサンゼルス空港のそばにスペシャリティ型スーパーマーケットのブリストルファームDSCF4286.jpgが、新店をおよそ5年ぶりにオープンしました。ブリストルファームはアルバートソンズに買収された、南カリフォルニアに11店舗を展開する企業で、現在は周知のごとくスーパーバリュ傘下です。

オープニングは4月19日、もともとはアルバートソンズがあった場所ですが、マリーナデルレイにはさまれたLA空港の北側地域が高所得者向きの住宅ゾーンに再開発されていて、そのため転換したようです。こういうパターンは今後増えるのかもしれないですね。

さてこの店舗を先月末に、食品メーカーさんの社員研修の一環で訪問しました。ロサンゼルスで、食をネタとして研修を組むと、やはりブリストルファームははずせない、そういう、まあお約束的な企業であるわけです。

ただ個人的には、この企業のレベルは少々低いなと感じています。数年前にはベンダー間で資金繰りに問題があるという情報が出回ったこともあり、運転資金の枯渇が新店ペースのスローダウンにつながったと思っています。
その間に、ホールフーズがどんどん出てしまったし、ラルフスはフレッシュフェアというスペシャリティ型を増やしてしまったし、押される一方です。

そういう視点で見てしまうと、結構アラが見えてしまう。

例えば店舗デザインという観点からは、最近のトレンドは天井をはずして頭上を広くしてしまう手法がトレンドなのですが、取り入れずに通常の作り方にとどまっている。
床はいまはウッディにするのが主流なのですが、石系のタイルを使用していて、一見ゴージャスではあるのですが、流行をはずしてる。店員の膝にも悪そうです。

またアソートメントも細かく見ると、スペシャリティ系なら持っていなければならないだろうと思うアイテムが相変わらず欠落していて、ひょっとするとウォルマートの実験店舗のほうがいいのでは、なんて思ってしまいました。
青果では、リンゴのSKU数は10を切っていて、ディスカウント系並みの品揃えしかない。オーガニックの品揃えも悪い。

これじゃあ、隣にホールフーズが来たら、吹っ飛んでしまうでしょう。

ちなみに我が家の近くには1号店があるのですが、これがひどい。とうの昔に改装時期を迎えたが、資金がなくて放置しているんだろうなという古いままの店で、とりあえず売場は小奇麗ではあるのですが、トイレが汚くて、行く気を失わせる。食品スーパーマーケットでトイレが汚いのは最悪で、トイレの衛生管理ができなくて生鮮の管理ができるわけないというのが、私の持論です。
社長が店舗周りをしてないか、トイレをチェックするセンスがないのか・・・。いずれにしても、エクセキューションレベルは低い。

アルバートソンズに買われ、スーパーバリュ傘下に入り、資金繰りがよくなったのか、急に出店を強化し始め、サンフランシスコに出すなんてことを言ってますが、このままでは苦戦しそうな気がちょっとしてます。


投稿者: 鈴木敏仁 ( 02:49 PM )

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