ドラッグストアのCVSがPBMのケアマークを買収するプランを発表したことは先日記事にしましたが、民主党の勝利が引き金を引いた可能性があるとビジネスウィーク誌が指摘していて、なるほどと思わずうなってしまいました。
以下医療保険制度の仕組みの詳細は省きます。
公的健康保険であるメディケアのオーバーホールの一環として、共和党主導でパートDが導入され、これが製薬メーカーをけん制する役割を果たしたのだが、実はPBMにはメリットがあり成長を助けた。しかし民主党がこのパートDをさらにオーバーホールするプランを持っていて、実現すると今度はPBMが打撃を受ける。
つまり民主党が勝ったことでビジネスに影響が出ることが予測され、ケアマークは今が企業にとってのプライムタイプと読み、医療制度の環境が変わって企業価値が落ちる前にCVSに買収される道を選択したというわけです。
政治の潮目がM&Aを決断させたとういう見方は、いかにもアメリカらしい話だと思います。
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