WSJ誌によると、ターゲットが全店舗に対して、ディズニーのDVDと関連商品のプロモーションを縮小するよう指示を出したそうです。
ディズニーがアップルに対して低価格のムービーダウンロードサービスを提供し始めたため、ターゲットはディズニーに対してDVDの値下げを要求し、これをディズニーが拒否した。
怒ったターゲットがプロモーションの一部を減らし、これに対してディズニーは売れ筋(カリブの海賊やカーズなど)の配送をストップすると脅しをかけ、これにターゲットが応戦した、というのがこれまでのストーリーです。
実はウォルマートも配給会社と水面下で戦っていて、この件については流通eニュースで書きました。
ウォルマートは市場の約40%、ターゲットは15%を占めており、2社合わせて市場の半分を超える強豪2社と、配給会社はがっぷり四つで戦っているというわけです(笑)
ディズニーがもっとも強硬のようです。
この件、おそらく問題は配給会社による価格設定がロジカルじゃないから発生しているものだと理解しています。モノを売ることと、ネットで売ることと、両方の価格設定がフェアであれば、小売サイドが怒ることもない。
それだけあいまいだということなのでしょう。
この手の製販の確執、コラボレーション型の取引が進んでいるアメリカのほうが激しいという気がしているのですが、どうしてなのかちょっと分かりません。
この件、現在進行形でして、今後の展開は要注目だと思ってます。
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