ネット販売2.0という表現は私が勝手につけた表現です。
今までのネット販売はいわばカタログだったわけですね。リテーラー側が提示し、お客が見て買う。情報の流れは一方通行でした。ところがアマゾンが、消費者に商品評価をさせてしまうシステムを作って成功してしまった。ユーザーがサイト構築に積極的に参加してしまうという意味で、ウェッブ2.0型の新しいパラダイムを作った。
つい最近まで、ネガティブな評価が増えるのを恐れて、大手リテーラーはこの仕組みを横目で眺めてきました。しかし、ぼつぼつと取り入れる企業が出てきて、うまくいってしまい、保守的な業界にも少しずつ浸透し始めています。
私の知る限り、ターゲット、ホームデポ、ロウズ、ウォルグリーン等が商品レビュー&レーティングのシステムをすでに取り入れてます。これに、ようやくウォルマートも重い腰をあげたということです。
この商品レビュー&レーティングのシステムについては、いろいろ分かってきていることがある。ポジティブな評価の方が多いこと、ネガティブな評価は潜在的な問題点を洗い出す有効なツールになること、評価を知ってからかうので返品が減ること、などですね。
実は現在東京にいるのですが、昨日の講演のテーマが『流通小売業界とウェブ2.0』、このあたりの話をさせていただきました。
ナレッジのあり方が劇的に変化しています。今まではつかむことができなかった情報を、ネットを使っていかに表出させてすくいだせるか、これがこれからのテーマとなっていくことでしょう。
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