2007年7月19日
ラッキーの復活

北カリフォルニアにスーパーマーケットのラッキーが戻ってくることになりました。

まずちょっとヒストリーを書きますと・・・。

ラッキーはサンフランシスコ近郊を発祥とするスーパーマーケットですが、1号店は1935年にオープンしてまして、もともとは由緒正しい老舗です。
その後1988年にアメリカンストアズが買収し、このアメリカンストアズを1998年にアルバートソンズが買い、アルバートソンズはこのラッキーをすべてアルバートソンズ名に転換してしまったため、ラッキー名は消えてなくなりました。

このアルバートソンズが資本買収され分割された後に、セブマートというローカル企業が北カリフォルニアの130店舗をアルバートソンズLLCから買収。そのうちの41店舗をセブマートとし、72店舗をラッキーに変え、5店舗を閉鎖する、というのが今回セブマートが明らかにしたプランです。
残りの12店舗はネバダエリアにあり、今後6週間以内にどう変えるかを決めるとしています。

およそ9年近くのブランクが、店舗名復活にどう作用するのか。
なかなか興味深い実験じゃないでしょうか。

ついでながら、セブマートのラッキー運営方針がおもしろいので、付け加えます。

1、セブマートの基本戦略である、低価格と、お客が望む商品とサービスを提供する、を踏襲する。

2、ロイヤルティカードは導入しない。COOいわく、「カードは信頼置けない。すべての顧客は等しく大切だと信じている。なぜ選別し、リワードする必要があるのか。すべてのお客に同じ価値を提供すべきだ」

3、店舗ごとにプロダクトミックスは変える。

4、レジに3人並んだら新しいレジをオープンさせる、"Three's Crowd"ポリシーを復活させる。

>>ロイヤルティカードのくだりが気に入りました。日米ともに猫も杓子もという感がありますが、私はへそが曲がっているので、こういう流れに掉さす方針が好きです。

鈴木敏仁 (03:50)
ペプシネックス



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