北カリフォルニアにスーパーマーケットのラッキーが戻ってくることになりました。
まずちょっとヒストリーを書きますと・・・。
ラッキーはサンフランシスコ近郊を発祥とするスーパーマーケットですが、1号店は1935年にオープンしてまして、もともとは由緒正しい老舗です。
その後1988年にアメリカンストアズが買収し、このアメリカンストアズを1998年にアルバートソンズが買い、アルバートソンズはこのラッキーをすべてアルバートソンズ名に転換してしまったため、ラッキー名は消えてなくなりました。
このアルバートソンズが資本買収され分割された後に、セブマートというローカル企業が北カリフォルニアの130店舗をアルバートソンズLLCから買収。そのうちの41店舗をセブマートとし、72店舗をラッキーに変え、5店舗を閉鎖する、というのが今回セブマートが明らかにしたプランです。
残りの12店舗はネバダエリアにあり、今後6週間以内にどう変えるかを決めるとしています。
およそ9年近くのブランクが、店舗名復活にどう作用するのか。
なかなか興味深い実験じゃないでしょうか。
ついでながら、セブマートのラッキー運営方針がおもしろいので、付け加えます。
1、セブマートの基本戦略である、低価格と、お客が望む商品とサービスを提供する、を踏襲する。
2、ロイヤルティカードは導入しない。COOいわく、「カードは信頼置けない。すべての顧客は等しく大切だと信じている。なぜ選別し、リワードする必要があるのか。すべてのお客に同じ価値を提供すべきだ」
3、店舗ごとにプロダクトミックスは変える。
4、レジに3人並んだら新しいレジをオープンさせる、"Three's Crowd"ポリシーを復活させる。
>>ロイヤルティカードのくだりが気に入りました。日米ともに猫も杓子もという感がありますが、私はへそが曲がっているので、こういう流れに掉さす方針が好きです。
最近のトラックバック
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS