2007年8月30日
ターゲットのポップアップストア、英国版

ポップアップストアというのはマーケティング用途でして、短期間だけオープンさせる期間限定店舗のことを言います。
バイラル(またはバズ、日本語ではクチコミ)を意図的に作るために使用しますが、リテーラーでこれを使っているのはターゲットとJCペニーのみです。とくにターゲットはマンハッタンでこれをよく使いますね。

とりわけターゲットはバイラルを作ることが非常に上手な企業として知られていて、その手法の一つとしてポップアップストアを使っている。

JCペニーのポップアップストア

そう言えば、ウォルマートがアナリストカンファレンスに合わせて、環境テーマのポップアップストアをマンハッタンにオープンさせたことがあったような気がします。
ただウォルマートがこれを定期的に使うなんてことは、ありえない。

ターゲットがこれを、イギリスの高級デパートメントストア、Selfridgesの中に短期間オープンさせるというニュースが流れました。伊勢丹や高島屋の中に、ターゲットの売場を短期間だけ作るというような感じでしょうか。


日本でポップアップストアをマーケティング戦略の一環として使っている大手リテーラーはいないですよね。原宿や銀座に1ヶ月だけ限定的に店を出す、というようなやりかたは、あってもいいと思うんですけどね。


さてターゲットです。
その意図がみえてきません。

単なるバイラル用途なのか、英国進出を考えているのか。

海外進出は随分言われてきているのですが、いまは国内成長に力点を置くとして同社は正式に否定しています。

英国のセルフリッジスはカナダのグレン・ウェストンという人が持っていて、この人はカナダのロブロウとホルト・レンフルー(デパートメントストア)のオーナーでもある。とすると、カナダとの接点が見えてきたりもする。

とまあ、こんなことを書く人がたぶんアメリカにも一杯いて、それ自体がバイラルでして、ターゲットはすでに目的の一部は達成しているような気もするんですけどね(^.^)

鈴木敏仁 (12:09)
ペプシネックス



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