2007年9月24日
小売チャネルで伸びる調理済み食材

Prepared Mealとは、家で食べるための調理した食材のことです。一時期ブームになって今はもうほとんどアメリカでは使われなくなったHMRという表現もあります。
日本語だと惣菜でしょうか。英語ではお弁当も含まれているので、正確ではないかもしれません。

過去2年間の小売チャネルにおけるこのカテゴリーの成長率が、外食チャネルの成長率を上回っていることが、シンクタンクの調査によって分かりました。
小売チャネルの成長率は5%、外食チャネルは3%、でした。

参考までに、Prepared Mealのフォーマット別シェアは、コンビニ54%、スーパーマーケット32%、マスリテーラー11%、ウェアハウスクラブ3%となっています。

個人的には、アメリカのコンビニが売っている惣菜系って非常におそまつなので、54%というシェアには結構驚いてます。ホットドッグなどの軽食シェアが高いということでしょうかねえ。


さて小売チャネルが伸びている理由ですが、外食と比較して価格が安いこととが指摘されています。プラス、近くて便利というコンビニエンス性でしょうね。
またウォルマートに対抗して、各社ともに惣菜系に力を入れていることも背景としてあるかもしれません。主通路の外側(日本では壁面でしょうか)を強化することでウォルマートと差別化するスーパーマーケットが多く、その結果が出てきた可能性があります。

ちなみに、小売チャネルのPrepared Mealの品質がここ数年間に向上しているとは正直思えないので、「おいしくなった」という理由は当てはまらないかもしれません。各社が強化しているのは、品質よりもむしろ拡大だと考えています。

鈴木敏仁 (01:06)
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