2007年12月21日
[サーキットシティ] 第3四半期に大幅赤字決算

サーキットシティが第3四半期(11月30日期末)に、赤字2億730万ドルを計上したことが明らかとなりました。売上高は3%減で、減収減益、既存店成長率は5.6%減でした。

「コスト削減イニシアチブが売上に与える影響を軽く見すぎていた、我々が現在注力しているのは売る社風の再構築である」(CEOフィリップ・シューノバー)

今年初頭にこういうエントリーがあります。
明暗分けた二大家電ディスカウントストア

コメントにあるコスト削減イニシアチブが人員削減を直接的に意味しているわけではないのですが、そのあとの'社風の構築'という文言を見るに、'人を削ってモラルが落ちて売れなくなった、売る社風を作らねば・・・'ということを言おうとしているのだと私は読みました。
3,400人を解雇して、そのツケがまわってきたということです。

アナリストからは'タオルを投げろ'、つまり資本売却(または倒産)したほうがいいのではという質問が出てまして、そろそろそういう話が出るような状況となってきているようです。歳末の予測もあまり芳しくない模様。昨年も赤字、今年も赤字の公算が高いようです。株価は在4ドル台、10ドル切ると、おおよそ投資家からはそういう話が出てきます。


人を切るということは、こういうことです。

話は大きく飛びますが、ウォルマートがドイツで失敗した理由の一つに、インタースパー買収後にウォーコーフから優秀な人材が一気に抜けちゃったから、というのがありましたよね。
人材って大切ですが、小売業ではとくに店長レベルの人材がとくに大切だと僕は考えてます。

西友のカレジッスキー、ずいぶん解雇したけど、モチベーションを上げる施策はなにか打っているんでしょうかね。サニーからも随分人が流出したようだし、今回の希望退職でも店長が随分辞めたそうです。人材って、何物にも替え難いと僕は思うんですが・・・。


>>来週の25日はクリスマス、アメリカはクリスマス休暇に入ります。ニュースも減ってきてますので、Retailwebもお休みを頂きます。1/02に営業開始しますので、よろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。Happy Holidays !!

鈴木敏仁 (02:13)
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