January 15, 2008
[クリスピークリーム] CEOの辞任で懸念される今後
先週のことですが、クリスピークリームのCEOダリル・ブリュースターが辞任しました。後任は探さず、現会長のジェームズ・モルガンがCEO職を兼任するとのこと。
ブリュースターがクラフトから来たのは06年のことですので、2年足らずでやめてしまったことになります。当初、アイスクリームなどの別商品を開発して小売チャネルで販売し売上を上げることで再建しようとしていたのですが、まったく効果がなかったようです。就任してから株価が57%下落して、投資家が痺れを切らしてしまった、といったところでしょう。
クリスピークリームの株価は現在2ドル台、02〜04年にかけて40ドル台を上回っていましたので、急落という表現がふさわしい。
注目されているのは、モルガンが一度引退した投資サイドの人であることと、暫定政権ではないと言っていることです。急遽CEOを解雇し、そのビジネスの経験がない会長をCEOとする場合、Interim(暫定)という表現を普通は使い、それから後任を探すものです。
ここから推測できることは、資本売却か倒産、ということになるわけですね。ビジネスを再建するのではなく、この状況下で株主価値を極大化するには何が最適なのかを検討しはじめたのではないか、ということです。
日本は好調のようですから、日本サイドが買収するというシナリオは、どうでしょう。スィーツビジネスはいったん流行が去るとほぼ終焉となるケースがほとんどなので、再建するにはよほどの手腕が必要となることでしょうが。
苦戦するアメリカと、絶好調の日本と、この非対称がこれから長く続くとは思えない。
これからどうなるのか、興味がわきます。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 02:00 PM )
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://retailweb.net/mt/mt-tb.cgi/694





