業績を落とし続けているシアーズホールディングが、ユニークなリストラプランを考えていることが分かりました。メジャーな各部門をカンパニー化し、それをたばねるホールディングカンパニー構造とするのだそうです。
不動産、ブランド、オペレーションビジネス(アプライアンスや衣料など)、オンライン、サポート(人事、マーチャンダイジング、他)、その他(カナダ)、と分け、それぞれを独立法人とし、独立採算制とする。詳細はこれから詰めてゆくようなので、分類方法は流動的で、それぞれの組織形態なども未定です。
組織の再構成という意味では、文字通りのリストラクチャリングですね。
目的はどうやら、シアーズとKマートの組織が硬直化していてどうにも動かず、どかんと大鉈を振るうことで活性化を試みるということのようです。また憶測に過ぎませんが、機能ごとに分けることで価値を見極めやすくし、ばら売りするということを会長のランパートは考えている可能性もあります。
シアーズはすでにブランドを昨年初頭の時点で証券化してます。このあたりからシアーズ/Kマートが持っている価値をバラバラに解体するということを考えていたように感じます。
ランパートという人の考え方は、ベースとなる発想の基本が異なるのでほんとうにおもしろい。どういう形態にするのか、リストラクチャリング後のばら売りはあるのか、そしてこれが業績にどう影響するのか、などなど、興味は尽きません。
最近のトラックバック
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS