1月18日、専門店チェーンのアーバンアウトフィッターズがフィラデルフィアにあるローカルのガーデンセンター、スタイヤー・ナーセリーを買収すると発表しました。プレスリリースによる発表のみで、紙面に取り上げられることもなく、注目を浴びることもない小さなニュースだったのですが、個人的に非常に注目しています。
アーバンアウトフィッターズは、一般的にはアパレル専門店チェーンにカテゴライズされますが、ホームファッション系のアソートの比率が高く、アパレルでひとくくりにするのは無理がある企業です。自身による企業概要を意訳すると、「非常にとんがったニッチ市場に様々なライフスタイル型マーチャンダイジングを提供する革新的な専門店」となり、衣料という表現は出てきません。
ハードも含めたコンテンポラリーなファッションをトータルで提供するフォーマット、とでも言えばいいのでしょうかね。
この企業、現在アンソロポロジーという別フォーマットを持っているのですが、Terrain(テライン)という名称で3つ目の事業を開発することを明らかにしています。これを、これから買収する予定のスタイヤーが手がけることになるそう。
そしてこのテラインとは、驚くことにガーデンセンターなのです。
ファッション専門店チェーンが、ガーデンセンターを開発というわけです。
プレスリリースに簡単なコンセプトが書いてあるのですが、ビューティとかコンテンポラリーといった言葉が並んでます。園芸にアパレル系のファッションセンスを持ち込むというわけで、これは実に新鮮。いままでなかったコンセプトでしょう。
さらに、造園や工事などのサービスも導入するそう。
アーバンアウトフィッターズってもともとユニークなフォーマットではありましたが、多角化の方向も実に斬新ですね。
実験店舗がオープンしたら、ぜひ見に行ってみたいと思ってます。
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