2008年2月28日
米国史上最大の牛肉リコールでアメリカは変わるのか?

一部日本でも報道されているようですが、カリフォルニア州の牛肉加工会社が製造する冷凍牛肉に歩行困難な「へたり牛」の肉、つまりBSE感染もありえる肉が混入していた可能性が見つかり、会社が自主回収を始めました。総量は1億4300万ポンド、6万5,000トンにのぼり、全米史上最大の食品リコール量になるそうです。

販売した加工肉の多くが学校給食として流通していたそう。

またすでに過去かなりの量が消費されてしまっている模様。

米農務省は、危険が発生する可能性はきわめて低いという見解を示してます。
また一部小売にも流通していたようですが、どこで売られたのかという情報公開は今のところ拒否しています。


以下個人的な見方ですが。

アングロサクソンは食に対する意識が総じて低く、そのため食の安全性に対しても日本のように過敏になることがないです。日米間に発生している牛肉の貿易規制問題に対する両国の温度差も、このあたりに起因しているんじゃないかと思ってます。アメリカ自体にそういう世論が無いんだから、日本が求めるような厳しい安全基準を適用する必要なしと判断している。
また食品業界がかなり強く、議会や当局に対して業界が圧力をかけていることも考えられますよね。

これが、今回のリコールの影響で変わるかどうか。
世論がどう動いて行くか。
ここに興味を持ってます。

以下、正視に堪えない映像なので、嫌いな方は見ないで下さい。
問題となっている牛肉加工会社に告発者が覆面で潜入して一部始終を撮影し、これが露呈することがリコールへとつながりました。

そのビデオが、こうやって一般の目にさらされてしまう時代なんだということを、我々は知る必要があるでしょう。


鈴木敏仁 (01:49)
ペプシネックス



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