2008年4月28日
外食業界も業績悪化

新築ショッピングセンターの空室率が高騰するんじゃないかという話を先週エントリーしました。
止まらない建設プロジェクトと上がる空室率

私の頭の中には小売企業しかなくて、入手したレポートも小売企業の倒産や撤退を前提に書いていたりしているのですが、外食産業の影響も大きいんだということに先週のウォールストリートジャーナル紙を読んでいまさらながら気づきました。

内容は外食業界がスランプで、撤退や人員削減が相次いでいるという内容でした。。

▼マクドナルドが3月に既存店成長率マイナス0.8%を記録、マイナス成長は5年ぶりのこと。
▼チリーズやロマノスを傘下におくブリンカーインターナショナルが直近の四半期に3880万ドルの赤字を計上した。
▼ルースズクリス、モートンズ、マコーミック&シュミットといったハイエンドのチェーンが軒並み第4四半期にマイナス既存店成長を記録した。
▼ムーディーズが大手と中堅外食チェーン7社を格下げした。このレベルでは、5社に1社がデフォルトを起こす。
▼ベニガンズやステーキ&エールを傘下に置くメトロメディア・レストラン・グループは、リストラ専門の弁護士事務所を雇った。

見過ごしてましたが、外食業界にも悪いニュースが増えてます。


さらに、外食もオーバーストアなんですねえ。

▼飲食できる商業施設は06年に52万4286ヵ所あったのだが、これは1990年から45%の増加、その間の人口増加率は20%だった。


そういうことで、良くないニュースがどんどん紙面に踊り始めてます。
この外食産業のスランプも空室率に大きな影響を与えるというわけです。


実は雑誌「商業界」5月号に景気の悪化傾向についての記事を書きました。実物を手にしていないのでどういうできになっているか分からないのですが・・・。
書いた時点が2月の末で、状況がまだそれほど深刻化しておらず、各社のコメントもけっこう強気が多くて、それをそのまま記事としたのですが、それからわずか2ヶ月ほどで一気に状況が変わってきていて、参ってます(涙)

ということで、拙文を読まれた方はそういう背景があるんだということをご理解いただければありがたいです。

鈴木敏仁 (01:03)
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