アメリカでは大手スーパーマーケットのほとんどがネット販売を導入しています。一方、ピュアなネットオンリーのスーパーマーケットは一時ブームと化して企業が輩出したのですが、ほとんどが消えてなくなりました。
その中で、ネットオンリーのスーパーマーケットとして唯一成功している企業が、フレッシュダイレクトです。NYを基盤としているのですが、高い人口密集度によるデリバリー効率と、配送料といったエキストラをあまり気にない豊かな層が多いことと、商圏の拡大に慎重な姿勢が、成功へと導きました。ビルひとつ隣にデリバリー範囲を広げるだけでも、綿密な調査分析をするのだそうです。
さてこの企業が、配送料をフラットにする価格体系を導入しました。6ヶ月間で59ドル、12ヶ月で99ドル、これを支払うとその期間中はいくらでも発注できるというシステムです。
食品のように繰り返し買わねばならない商材の場合、こういうインセンティブは機能するかもしれませんね。一回支払ったらその期間中はしばられるわけだから、顧客のロイヤルティに貢献することでしょう。
もちろん、配送料をプロフィットセンターにできなくなるとか、予期できない燃料費の高騰が首を絞めるとか、ネガティブな要素も考えられますが。
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