グーグルがウォルグリーン、CVS、ロングスと提携しました。
グーグルヘルスという新たなツールをグーグルが開発、ドラッグストアでの薬歴やクリニックでの医療ヒストリーのインポートが可能というシステムで、三社でのデータをここに集約することを目的としています。
お客(または患者)が過去の医療行為を一つにまとめて管理できるというわけです。
このコンセプトはすごい。
薬歴ってドラッグストアごとにバラバラにばらけていて、もちろんいつも一箇所で処方してもらっていれば問題ないわけですが、引っ越して近くにいつものドラッグストアがないとか、いろんな事情もあるわけです。
そういうときに、薬歴をひとつにまとめることができれば、便利このうえない。
逆に言うと、薬歴を一箇所にまとめるというモチベーションがなくなるわけですから、ドラッグストアにとっては囲い込みの手段が一つ減るわけです。まだ詳細は分からないのですが、たぶん、患者の視点で考えると、こっちのほうが正しいと判断したんでしょうねえ。
さらに、薬歴だけじゃなくて、医療行為のヒストリーも管理できるところに驚いてます。
ドラッグストア企業のリリースを読むに、今まで分断されていた医療データを統合することが治療にも役立つ、ということを言ってます。
さて、ということで、早速試してみたのですが、グーグルヘルスは英語バージョンに新製品としてリストされていて(日本のサイトには当然ないです)、クリックして入ってみたら、ウォルグリーンやCVSだけじゃなくて、もうすでにいつくかリンク可能な医療組織があるということを知りました。
つまり今回は、すでに稼動しているシステムに、大手ドラッグストアが'とうとう'リンク可能とした、ということなんですね。
ネットファーマシーでアカウントを持っているウォルグリーンをクリックし、あとは画面の指示に従って行って完了、ほんの30秒ぐらいで登録終わりでした。
これは便利かもしれませんねえ。
かかりつけのプライマリードクターが参加してくれるとありがたいなあ。
これからのポテンシャルを感じたのでした。
グーグル恐るべし。
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