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May 01, 2008

[ターゲット] 自社デザイナーズブランドをバーニーズで販売

ターゲットがふたたび極めて興味深い販売方法を実施します。自社開発商品としては初となるエコフレンドリーなアパレルラインを、バーニーズニューヨークで先行販売するというのです。

ラインのデザイナーは、エコ商品のデザイン開発で先頭切っている新進気鋭のローガン・グレゴリーという人で、バーニーズやブルーミングデールで商品をもともと販売している。エコ型商品を作りたいターゲットがこの人に目をつけて、売り出し中のデザイナーを定期的に起用し続けるGo Internationalで自社商品を開発し販売する。

まず5/9-11にかけてニューヨークのバーニーズで販売し、次に5/16-18にかけてロサンゼルスのバーニーズで販売し、その後ターゲット店内のGo International売場に並ぶ。
バーニーズは'Rogan for Taget'として売場を残すようで、短期間で売場を作り撤収して、という作業を繰り返すわけではないようです。

ターゲット広報のコメントが、その目的をすべて言い表しています。「我々にとってこれはコレクションに対するクチコミを広げることである。そしてバーニーズのお客がコレクションをプレビューする最高の機会となる」。
クチコミなんですよね。利益ではない。

バーニーズにはメリットがないように見えるのですが、この点については同社のファッションディレクターがこう言ってます。「おもしろいこと、新しいこと、奇抜なことをするが、バーニーズだ。新人デザイナーを発掘するターゲットのGo Internationalに対する感謝の意味もある」。
ターゲットのアパレルプログラムがラグジュアリークラスのデパートメントストアから高い評価を受けているというわけです。


ターゲットのポップアップストア、英国版
これはイギリスの高級デパートメントストア内にポップアップストアを作るというニュースでしたが、Alice Temperley For Targetというコレクションを短期間だけ売ったというのが、このプログラムの中身でした。今回のもこれと同じ枠組みの中にあるようです。


極端な比喩ですが、イオンスタイルを伊勢丹や高島屋で売るようなものと説明すれば、分かりやすいでしょうか。
何度も書いていることですが、ターゲットのファッションマーケティングのレベルは実に高いと思います。


Go Internationalちなみにふと思いついたことですが、自社商品を他社で売るという点において、昨日書いたセイフェイのPB戦略とちょっとだけつながりますね。

写真はGo International売場です。Departing Soon、すぐになくなりますよ、つまり短期間だけですよ、というPOPが見えますね。期間限定でデザイナーを雇ってポンポンと売場を変えて行く手法で、ターゲットなりのファストファッション、というわけです。

ターゲットのファッション戦略やこのGo Internationalについては、短期連載で昨年執筆した「ターゲット ブランディングを売場まで貫徹する」(販売革新2007/03、P120~)をご参照下さい。


投稿者: 鈴木敏仁 ( 03:57 PM )

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