June 09, 2008
[ウォルマート] 株主総会開催、景気悪化をチャンスに
恒例のウォルマートによるお祭り型の株主総会が先週の金曜日に開催されました。
今年のトーンは非常に良いものとなっていて、景気悪化が悪化して各社業績を落としている中で、成長率が落ちているとは言うもののプラスをキープしている数少ない企業としての同社の現状を表したものとなっています。
以下、CEOのリー・スコットのコメントから気になるものを4つほど抜粋します。
『“Saving Money”はいつも我々の一部だった、“Living Better”もいまや我々の一部となった』
◆これは、企業文化にまで踏み込もうとした同社の業革シンボルであるブランドマントラの変更が、もうすでに定着したということを言おうとしています。
変えたのは昨年9月、そのときの記事がこれです。
‘Always Low Prices’から‘Save Money. Live Better.’へ
『ウォルマートのユニークなポジションは、今の経済状態の中だけではなく今の時代の中で成功するものである。多くの小売企業の中で、明日の世界でリードする最も良いポジションにいるのだ』
『世界は変わった。人々の我々に対する期待も変わった。そしてその変化に追いついた。二度と繰り返すことはないだろう』
◆これはたぶんウォルマートたたきで標的にされたことを念頭においているものと思います。
『世界中の政府リーダーと会い、消費者が今直面している問題の解決について話し合っている』
◆政治的なことはあまり前面には出さなかった企業ですが、上手にアピールしています。
また会長のロブ・ウォルトンは、『16年前に父のサム・ウォルトンが目にした最高の時を目前にしたウォルマートと、私がいま目の前にしているウォルマートは何もかわりがない』と言っているのですが、スコットのスピーチのごとく変わったんだけど、でもロブ・ウォルトンは変わっていないという、このあたりが結構深いなと私は個人的に感じてます。
【リー・スコットによる基調スピーチ】
イントロではいまだにサム・ウォルトンを引き合いに出している。人心を結集するという一つの技術として見ることができるのですが、まったくぶれず一貫性を持ち続けている点がすばらしい。
【会長のロブ・ウォルトンによる総会開始宣言】
このロブ・ウォルトンは63歳、義理の息子のグレゴリー・ペンナーを後継にするのではという憶測が流れ始めてます。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 02:02 PM )
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