2008年8月20日
[トゥィーン・ブランズ] リミテッド・トゥーをジャスティスに転換

トゥィーン・ブランズとはリミテッドがスピンアウトした専門店チェーンです。トゥィーンとは、キッズとティーンの中間、Betweenから取られたマーケティング用語で、この層を対象としたフォーマット(つまりブランド)をまとめて行くという意味で、トゥィーン・ブランズ、という名称がついてます。
日本語にするとわかりづらいですが、ブランドの複数形で"ズ"がついてますから、いろんなブランドを集合させているという意味があります。

ちなみにリミテッド・トゥーの対象年齢は7縲鰀14歳、13歳と14歳というティーンも含んでいるので、厳密に言うと対象年齢としてティーンズがはずされているわけではないです。

さてこのリミテッド・トゥー、トゥィーン・ブランズのフラッグシップなのですが、景気の後退で業績が悪化し、低価格業態として展開していたジャスティスというフォーマットに転換することを先週発表しました。
560店舗を来年の第1四半期までに終了し、26店舗を閉鎖、リミテッド・トゥーというフォーマットはスクラップ、ジャスティスは現在310店舗なので転換後は900店舗弱となります。


これ、リミテッドグループが持っているDNAの真骨頂ですよね。異なるフォーマットをどんどん創造し、環境の変化に応じてどんどん箱を乗り換えて行く。たぶんリミテッド・トゥーというブランドイメージが古くなったということもあるんでしょうけど、このすっぱりと切り替えて行くスピード感はすごい。
流行の移り変わりが早いアパレル業界には、リミテッド型の戦略が必須なんだろうなと強く思います。

鈴木敏仁 (04:58)
ペプシネックス



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