昨日は、Jクルーやアメリカンイーグル・アウトフィッターズなど第2四半期の業績悪化というニュースが多かったのですが、あまり目立たないところで増収増益を記録している企業がありました。ビッグロッツです。知らない人も多いと思うので、ちょっとだけ載せておきます。
第2四半期の決算は、売上高1.9%増、最終利益高11.3%増の増収増益で、既存店成長率は2.8%増でした。半期では、売上高2.0%増に最終利益高16.1%。調子が良いです。
今年下半期の予測も、既存店成長率1~2%増と、プラス成長を予測してます。
この企業はバリューディスカウントストアという業態に属します。マーチャンダイジングはすべてクローズアウト。クローズアウトとは在庫過多やB級、返品など、通常のサプライチェーンからはじかれてくる商品の総称で、これを集荷して販売するわけです。
1,355店舗を展開する上場企業、こういう上場企業が存在するところがアメリカのおもしろさですよね。
この企業が調子が良いというのも、いまの経済環境を良くあらわしているなあと。ウォルマートの好調と根っこのところは一緒かなと思ってます。
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追記:25日の日記について思ったこと。好況時はターゲットが好調でウォルマートは調子を落とし、景気悪化時にはターゲットが調子を落としてウォルマートが好調。同じDS業態だけど、こうも違うというところが、両社の特徴を良くあらわしています。同じように上下するということは差別化ができていないということですからね。日本の大手小売企業がほとんど同じように推移するということは、同じようなことをやっているに過ぎないということなのですよ。
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