September 25, 2008
[CVSケアマーク] チャリティゴルフをベンダーとの関係強化に利用?
本日のWSJ誌がかなりきわどい記事を掲載していました。
CVSが毎年チャリティゴルフトーナメントを開催していて、これが収入1,050万ドル(10億円以上)という非常に大きな規模となっているのですが、ベンダーに参加を呼びかけていて、これが日本で言うところの協賛金型の集金システムとなっている、というような趣旨です。
内容がなかなか興味深い。CVS経営幹部と一緒のラグジュアリーな旅行とか、CEOとのゴルフとか、そういう類のイベントをオークションとしてベンダーに対して競売をかけたりしている。
結構長い記事で細かい内容を書くときりがないので省きますが、なかなかおもしろかったです。
誤解を恐れずに要約するならば、CVSはベンダーからの饗応をすべて禁止するルールを持っているが実は形を変えてやってるんじゃないか、ベンダー側はこのイベントをCVSに取り入るための機会として使ってるんじゃないか、ということかと。
記事のトーンは非常に冷静で、何かを槍玉にあげようという文脈はありません。
一つだけ目を引いたのは、チャリティで集金したお金の行方。収入1,050万ドルのうち16%がチャリティに寄付されている、同じようなチャリティゴルフをやっているライトエイドは320万ドルの収入で寄付は53%、スーパーマーケットのバイローは32万ドルを集めて寄付は56%、と書いてある。
なぜCVSの比率が低いのか、ということは追求しておらず、淡々と事実を書いているだけ。
またこの寄付も、CEOのトム・ライアンが絡んでいる特定の慈善団体にまわっている、という事実も書かれています。
もともとピュアなチャリティゴルフではじまったものが、関係強化に利用したいベンダー側の要請と、協賛金として利用したいCVS側の思惑とで、どんどんエスカレートしてしまった・・・ということかもしれない。
驚いたのはベンダー数社が実名でインタビューに応じている点。仮に記事の趣旨がCVSに対してネガティブなものだったら、ベンダーが取材に応じることは通常ありえません。だからこそ、記者は客観的に書いているんでしょうね。
ただこの記事、結構インパクトがあって、このベンダー大丈夫かなあ、なんてちょっと心配になったりしてます。
参考までに。
CVS Suppliers Pay for Face Time With Company Execs
ネットでは冒頭に限定された短い記事ですが、紙面はけっこう読み応えのある量でした。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 12:56 PM )
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