ターゲットが第3四半期の業績を発表、売上高1.9%増、最終利益23.8%減の増収減益、既存店成長率は3.3%減でした。
まだまだ業績回復には至っていないようですが、この企業のポジショニングを考えると、景気環境の中でしかたのないことではあります。
ブランドマントラ(またはキャッチフレーズ)であるExpect More, Pay Lessの、Pay Less側、つまり低価格を強調する方向へ転換して乗り切るということを言っていたのですが、店頭やチラシが大きく変わったということもなく、いまのところ大きな何かを打ち出したということもありません。
さてその業績発表の中で、来年も食品強化戦略を取るというコメントが目につきました。スーパーセンターではなく、ディスカウントストアフォーマットにおいて"積極的なテスト"を計画している、らしい。
ターゲットは来年中にP2009と呼ぶ新プロタイプを導入する予定です。2004年に導入したP2004のバージョンアップですね。これに向けてここ数年いろんな実験を店内でやってるんですが、この食品テストもそのためだろうと思います。
ターゲットの弱点は商圏が比較的大きくて、お客の来店頻度が低い点にあります。だから食品強化は的を射ている。しかし、食品を強化すると荒利が下がります。
ウォルマートがいまこの悩みを抱え始めている。
食品は諸刃の剣です。
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【追記】
本日より4日間研修コーディネートのためエントリーが滞るかもしれませんが、ご容赦ください。おもしろいネタがありましたら、ここか、またはR2リンクにアップしていきたいと思ってます。
ちなみに昨日のR2リンクの日記に、リネンズン・シングスの最終セールの模様を載せておきました。インストア研究家としては悲しくなるような光景です・・・。
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