2008年12月15日
[ウォルマート] 景気後退が変える消費行動

ウォルマートCEOのリー・スコットがテレビのニュース番組に出演、ミシガン州の州知事やグーグルCEOのエリック・シュミットらと経済や政治についてディスカッションしました。

そのコメントの中で、私の注意を引いたものをいくつか引用します。


☆食品の購買量がどんどん増えているのだが、とくに冷凍食品が売れている

食品が増えているということはたぶん、外食を控え食材を買って料理する人が増えているということだと理解しました。そして、冷凍食品が売れているという点に注目したい。私は最近この分野に注目してまして、セミナーでもこの点に触れることが多いのですが、私の感じていることを裏付けるコメントだと思います。


☆消費者の最大の関心事は雇用である

つまり現在、消費を左右しているのは雇用情勢だということですね。


☆調剤は増えているが過去のような増加率ではない。そして傾向として見えるのはセルフトリートメントだ。食品の買いだめ傾向が強まっていて家で料理をする人が増えている。事実、残り物を上手に利用しようとする人が増えている。つまり、消費者は消費行動を変えているのである。

景気後退によって買い物パターンが変わりつつあるということを、ウォルマートとして実感しているという意味だと思います。


変化を上手に捉えられる小売企業は好調を維持し、気づかない小売業は衰退する。
大変な時期ですが、これを好機とみなせるかどうかが、勝負の分かれ目なのだと思います。

鈴木敏仁 (05:14)
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