2008年12月26日
[米国小売業界] 歳末商戦はマイナス成長

小売売上高の統計が発表されました。マスターカードのシンクタンクによもので、政府による公的な調査結果ではありません。

11月の売上高は前年比マイナス5.5%、クリスマスイブまでの12月の売上高はマイナス8%で、予想通りのマイナス成長でした。
ただしこれにはガソリンが含まれていて、これを除くと、順番にマイナス2.5%、マイナス4%となります。ガソリン価格の急落が小売売上高の大幅下落に寄与しているわけですが、ガソリンを除いたとしてもやはりマイナス成長で終わったわけです。

ラグジュアリー業界のマイナス35%、家電のマイナス27%など、極めて大幅なマイナスを記録している分野もあります。景気の影響を受けやすい分野と、受けづらい分野があるということが分かります。

この数値は業界予測を上回っている模様。各社ともにかなり激しい値下げをしていたのですが効果が薄かったわけです。在庫が膨れあがっていて、各社ともにしばらく重荷になりそうなけはいが濃厚です。
まだ歳末商戦は終わったわけではなく、年頭まで残り一週間弱あるのですが、どこまでさばけるか、各社ともに頭を悩ましていることでしょう。

最終的な結果は来年初頭に発表されるのですが、いずれにしてもいい数値は期待できないように思います。


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追記:年末年始となり、店頭を除いて企業活動もしばらくゆっくりとなりニュースも減りますので、鈴木はしばしお休みをいただきます。充電期間をいただき、フルチャージして、1月5日からエントリーを再開する予定です。

Retailwebのご愛顧、まことにありがとうございます。来年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください!

鈴木敏仁 (11:12)
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