ヨーロッパのニュースなのですが、興味を引いたので。
ベルギーにデレーズという大手小売企業がいます。アメリカの傘下企業がフードライオンですね。
この企業が、価格が高すぎるという理由で店頭からユニリーバの商品300アイテムを引き上げたそうです。
ユニリーバが値上げによって第4四半期で好調決算を発表した直後だそう。
WSJ誌が報じました。
デレーズによると、ユニリーバが取引商品の拡大を求め、要求に応じない場合は平均で30%値上げするとし、これが今回の引きあげの根本原因だとしています。
一方のユニリーバは、デレーズに対する値上げは2.5%だし、値上げに応じていないのはデレーズだけだと応じてます。
ヨーロッパでは、テスコのテリー・リーヒーもメーカーの価格が下がらないことに不快感を表明してます。
アメリカではスーパーバリュのジェフ・ノッドルが、今年前半は取引価格をめぐってメーカとの戦場になるだろうとコメントしてます。
メーカーが値下げしない理由はいろいろあるんですが、そういう事情は関係ない消費者心理としてはおかしいじゃないかとなるわけで、そして小売企業がそれを代弁するのも無理はないところであります。
アメリカでは取引価格における軋轢がこれからますます高まるだろうと言われているのですが、さて、日本ではどうなんでしょうか。
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