先月半ばにウォルマートが脱退し、その行方に注目が集まっていたP.R.I.S.Mの開発が延期されました。母体となっているニールセンが発表したもので、各社の業績が芳しくない中、予算的に継続が難しくなったと説明しています。
包括的なデータを採集するために企業サイズによって年間10万ドルから100万ドルを出費しなければならず、これがいまの経済状況では大きな負担になってしまうというわけですね。
継続的に人が店頭で確認するという作業が必要で、これがコスト高の要因となっているようです。
もちろん、ウォルマートがいなくなっちゃったというのも、大きいのでしょうね。巨大なデータ提供元というだけではなく、大きな資金サポーターでもあったわけですから。
非常に期待値が高く、私も店頭販促に新しい何かがもたらされるのではないかと思っていたので、残念です。
経済が戻ったらまた復活して欲しいと思うのですが、こういうイニシアチブは一度空中分解すると元に戻すのはけっこう難しいのですね。
ちょっと先を行きすぎていて余計なコストがかかりすぎていたような気もするので、少し修正して別の角度からまた実現を目指して欲しいのですが、どうでしょう。アメリカで止まっている間に、日本で進めてしまうという案もありそうですが、先導する企業がいそうにないので難しいかな・・・。
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