2009年5月18日
[ウォルグリーン] 新プロトタイプ導入とローカライゼーション

先週明らかになったところによると、夏までに35ヶ所の新プロトタイプ実験店舗をオープンさせ、秋までには400店舗に拡大するそうです。SKUを15縲鰀20%削減し低めのゴンドラを使用する、低回転商品を減らして消耗品を増やす(特にアフォーダブル・エッセンシャルズと呼ぶ販促プログラムで選択された商品)、といったところがこのプロトタイプの特徴となってます。

ウォルグリーンとCVSの違いの1つが店頭在庫量で、ウォルグリーンはかなり多いのですが、その分売上高も高いんですね。在庫量が多いですからゴンドラも高く、さらにゴンドラの上には在庫商品が積み上げられてまして、見通しが悪いというのが欠点でした。
これを減らして、ゴンドラを低くしようというわけです。
景気が悪くなってますから、店頭在庫を減らすというのは重要な戦略ではありますが、ただこれがそのまま売上減につながるのではないかという点を懸念します。


もう一つ、本社が店長に一定の予算を渡して、好きな物を仕入れて自由に売って良いというプログラムを実施しているそうです。ウォルグリーンはタイトなマネジメントコントロールの仕組みを持っている一方、店長に比較的大きな自由裁量を渡していることでも知られています。
ただ自由に仕入れて良いというプログラムは、チェーンストアとしては珍しい。
店舗がどこも同じとなってしまう金太郎飴化を防ぐためにマーチャンダイジングをローカライズするという取り組みは結構長くやっているのですが、今回の話はこれを極端にまで振ったものと言うことができます。


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鈴木敏仁 (11:00)
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