今日はホームデポ生誕から30年という記念日です。30年前の1979年6月22日にアトランタに1号店と2号店が同時オープン、以来30年、年商760億ドル、30万人を擁する巨大なチェーンストアに成長しました。
この日を記念して、地元のアトランタジャーナル紙が創業者3人と証券アナリストのインタビュー記事を載せているのですが、なかなか興味深い内容となっています。
とくに興味を引いた部分を抜き書きしてみます。
まずバーナード・マーカスのコメントから2つ。
「我々はホームオーナーのコストをたぶん25縲鰀35%近く下げた。議会よりも経済に与えたインパクトは大きかったと思う」。
「我々は創業精神を強く持っていたが、一方で秩序作りを必要としていた。ロバート・ナーデリがこれをもたらしてくれた。ただ不幸なことに、彼は自分自身が持っている文化も注入しようとし、これがホームデポはうまくいかなかった」。
それと、パット・ファラーのコメントを1つ。
「我々3人は経営を誰かに渡すべきではなかった。やるべきことが分かっているのは我々だし、それがうまくいっていたわけだし、社員はみんな我々を愛してくれていた。いまも我々が会社を経営しているべきだ」。
ホームデポがは後継者選びで間違ったのではなく、後継者を育成するシステムが欠落していたと言うことが分かります。必要とされる人材をヘッドハントし、最低でも5年ぐらいは仕事し企業文化を身につけてもらってからから経営者とする。ウォルマートのデュークが良い例です。
何度も書いてるような気がしますが、企業文化の違いというものを無視したくなるほどナーデリに惚れ込んじゃったんでしょうね。それほどウェルチの威光は凄かったということです。
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