こういうエントリーを5月に書きました。
[ウォルマート] PBM(調剤給付金管理)プログラムの実験を終えて拡大へ
このエントリーで書いたウォルマートと全く同じサービスをウォルグリーンがキャタピラー社に提供する契約を結んだようです。
ウォルグリーンのサービス開始は来年の1月1日で、キャタピラー社とウォルマートとの契約は同じ1月1日に終了するのですが2年間の延長契約を結んだそうなので、2社がしばらく並列してサービスを提供することになる模様。
キャタピラーの意図は、両社に競争させようとしていると考えるよりも、店舗数が圧倒的に多いウォルグリーンの利便性を考慮したのでしょうね。ウォルマートだけだと困る社員もいるのでしょう。
こういう取り組みがこれから増えてくると、PBM大手のケアマークと合併したCVSにとって脅威となりそうな気がします。
ただ一つだけ分からないことは、ウォルグリーンは傘下に自前でPBM事業を持ってますので、なんらかの軋轢が起こらないのかということです。
すでに過去のエントリーで書きましたが、キャタピラーとウォルマートによるプログラムはPBMをはずしてコストを削減することが目的でした。ウォルマートはPBMサービスを自前でやってませんから、取り組みの意図はよく分かるわけです。
いずれにしてもウォルグリーンが乗ったことで、業界の新たな潮流となりそうな気配です。
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