ウォルマートがネット販売で新たな取り組みを開始しました。アマゾンやeベイがやっている他のリテーラーの商品を自社サイトを通して販売する手法で、ウォルマートはマーケットプレイスと呼んですでに稼働中。リリースによると100万近い新商品の取り扱いを開始したとなってます。
売るのはウォルマートですが、配送や返品など販売以降の処理はすべて他社が行うので、ウォルマートが関与するのは決済だけ、利ざやを稼ぐ商売ですね。
この手法、著名企業にとっては取扱商品を拡大できるメリットがあり、無名企業にとっては無名という理由で買いづらいハードルを打破できるメリットがあります。
ただゲートウェイとなる企業にとっての課題は、他社のサービスクォリティの管理が難しいという点にあります。アマゾンもこれにはかなり苦労してきていて、かなりのノウハウがあるんですね。例えばお客と他社は直接やりとりできずアマゾンサイトのメッセージ機能を使わなければならないのですが、これはアマゾンが内容をモニターするためにあります。
こういう小さな積み重ねが結構あって、だからうまく行っているわけです。
ということで、表面的には簡単そうに見えるけど、実は奥が深い。まあウォルマートの資本力にすれば、そのくらいのハードルは簡単に乗り越えてしまえそうですけどね。
<追記>ビューティ360の4号店がオープンしたので週末に見に行ってきました。メンズのパーソナルケアに高級ブランドが並んでいるのは確認できたのですが、ディオールやエスティーローダーのようなプレスティージブランドは確認できませんでした。
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