スーパーバリュが傘下のセブアロットを、これから5年間で2倍の2,400店舗に増やす予定であることを明らかにしました。WSJ紙がCEOクレイグ・ハーカートのコメントとして報じています。
ハーカートはセブアロットをunderperforming grocer's discount chain、と表現していて、ここからセブアロットの調子が悪いことが伺えます。
私はこのフォーマットに注目しているのですが、スーパーバリュは傘下のチェーンの業績をまったく公開しておらず、セブアロットがどうなのか全く分からない状況です。ただこの数年まったく店舗数が増えていないので、おそらく調子が悪いのではないかと推測していました。
セブアロットは、アルディやダラーゼネラルと本質が同じところにある業態で、景気が悪化したこの経済環境下において業績は良くなければならない。これが良くないということは、オペレーション上に問題を抱えているのだろうということがわかります。
私の仮説は、フード4レスと同じ落とし穴に落ちてしまったのではないかなと。最低所得層エリアにのみ出店する戦略を取っているのですが、これが店舗イメージを悪くしてしまっているように感じるんですね。
今後どう出店して行くのか、注目したいと思います。
<追記>
ウォルマートがアナリスト向けのカンファレンスを開催しています。昨日新たな値下げ戦略の発表があったのですが、今日もカンファレンスは続いており、すべて終わったら資料をまとめてエントリーしたいと思っています。
昨日、ベントンビルにて、プロジェクトインパクトで改装されたばかりの本社前スーパーセンターと、ネイバーフッドマーケットの新プロトタイプを見てきました。非常に大きな変化があり、なるほどこうきたかとちょっと驚きました。
これから考えをまとめるつもりですが、これについてはチェーンストアエイジ誌の年末特集で書こうと思っています。
今日は雨のベントンビルからニューヨークに移動してきました。
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