レジ袋を持参するエコバッグがアメリカでも少しずつ普及しているのですが、お客に対するインセンティブは基本的に割引です。エコバッグを使用すると5セント割り引いてくれる企業が多い。
このインセンティブにドラッグストアのCVSが異なるアプローチのプログラムを導入しました。
お客はまずGreen Bag Tagと呼ばれる葉っぱのカタチをした小さなタグを99セントで購入する。これをエコバッグにつけておいて、買い物をするたびにスキャンしてもらう。4回スキャンすると1ドルのExtra Care Buckクーポンがもらえる。このExtra Care Buckはロイヤルティマーケティングによるカードプログラムで発行されるクーポンで、カード会員になってないともらうことができません。
さてこのプログラム、ロイヤルティマーケティングに連動させているという点で非常にユニークで興味深い。これを頻繁に利用している人は環境意識が高いことは明白となりますから、環境をキーワードとしたプロモーションをピンポイントで打つことができる。
というようないろいろな広がりを感じることができます。
でも、じゃあお客がこのタグをわざわざ購入し買い物のたびに使うのかという話は別問題。とりわけドラッグの買い物は、ふっと思い出して買いに行くような衝動的な行動が多いと思うのですが、そのときにこのタグがついたエコバッグをいつも持っていけるとは限らない。
たぶんタグを財布の中にでも保管しておいて、どんなバッグを使ってもOKなようにしておけばいんでしょうけどね。
うまく行くのかどうか結果が楽しみですね、これは。
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