ウォルグリーンが、本社をミネソタ州ミネトンカに置くスナイダーズから25店舗を買収すると事を発表しました。買収額などは未発表。
この25店舗のうち数店舗は閉鎖され、ファーマシー顧客名簿は近隣のウォルグリーンに移管されることになります。またスナイダーズはこの25店舗の他にフランチャイジングで10店舗程度を持っているのですが、こちらは契約によってしばらくスナイダーズという名称を使用するとのこと。
スナイダーズは一度倒産してまして、その後カナダのカーツグループ傘下にあった企業です。80年以上の歴史を持つ老舗ですが、ナショナルチェーンとの競合に勝つことができませんでした。
もうずいぶん前のことになりますが、スナイダーズの幹部と合って新しいフォーマットを見せてもらって事があります。たしかドラッグエンポリアム的なディスカウントに力を入れた店舗だったと思うのですが、完成度が低くて、がっかりした記憶があります。
アメリカのドラッグストア業界は大手3社に収斂されて、もはや大型の合併や買収は難しい環境となってます。その中で、大手チェーンストアによるこういう小さなローカルチェーンの買収は継続して発生しています。
ただ老舗のスナイダーズが買収されると、知られたローカルチェーンってもうあまり残ってないような気がします。買収対象がかなり限られてきている。
こういうニュースを聞くと、リージョナルチェーンがこれからどうなるのかということに興味が湧いてきますね。
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