ドラッグストアのウォルグリーンがフレッシュフーズや総菜を強化するプランを持っていることが明らかとなりました。ユニリーバ、ネスレ、サラリーといった大手メーカーと協議中だそうです。
このフレッシュフーズというのは生鮮三品を意味していて、ペリッシャブルに代わって最近よく使われる表現なのですが、どこまで揃えるのかは不明。おそらく冷食のことだと思うのですが、ひょっとするとバナナやリンゴなど保存期間の長いグローサリータイプの青果も導入するのかもしれません。
ウォルグリーンが食品を強化し始めたのは今に始まったことではなく、もうかなり前からのことになります。目的は来店頻度の向上、コンビニエンス性を強化して少しでも来店する機会を増やそうとした。
ウォルグリーンは戦略として非常に立地にこだわっていまして、少々家賃が高くても望ましい交通量であればそちらを選択するという企業です。ここで食品を取り扱うことは理に適っていることではあります。
当初は加工食品のアソートメントの拡大から始めたのですが、その後はチルドとフローズンへと進んでいます。
この冷食を昨年あたりから一層拡大し始めている。
写真はシカゴの本社に一番近い店舗の昨年末のものですが、手前のチルドのアソートメントがかなり拡大され、さらに奥の方に見えるフローズンにはピザなどの冷食がかなり増えてました。
おそらくこれを水平展開するのではないかと思うのですが、さらに青果が入ってくるのかもしれませんね。
ただ青果を加えるとなると、サプライヤーという問題が出てきます。現状はコンビニ卸を使っているのですが、彼らがどこまでフレッシュを取り扱えるのか。ウォルグリーンは店舗数も多いですしね。
このあたりがカギでしょう。
ターゲットが食品強化したPフレッシュと言い、アメリカの小商圏型小売企業は食品の強化に余念がありません。
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