ベストバイが第4四半期と通年の決算をリリースしたのですが、予想を超える業績でサプライズでした。
通年で売上高は10.4%増、最終利益高は31.3%増、既存店成長率の記載が見当たらないのですが、とりあえず第4四半期は7.0%増でした。
この時期に二桁の増収増益は凄いですね。
リリースには客単価のアップが好業績につながっていると書いてあるのですが、とりわけ第4四半期はノートブックコンピューターがよく売れて価格の下落を上回ったとしています。
ただし一昨年は特別損失(おそらく減損)を計上していて、これが最終利益の高い成長率につながっているのと、景気のせいで急激に業績が落ち込んでいたのでそれの反動というものもあるよう思います。
CEOのブライアン・ダンが投資家向けにコメントしてます。
「消費者が今やっていることをすべて店頭に反映できているとは思っていない。ここをリエンジニアするところに大きな機会があると信じている」。
この言葉を理解するカギがコネクト、ですね。
ダンが日頃言っているキーワードはユビキタス・コネクティビティ、機械同士、人同士が、いつでもどこでもつながる時代に、いかにつなげるのかを提案する機能が店頭に必要だとしている。
この機能とはすなわち、コンサルテーション、またはアドバイス、ですね。
そういう人を配置して、お客に提案し、売る。
現在このモデルを実験中で、どうやらイギリスにオープンする一号店にこの実験を反映させ、その結果をアメリカ国内のリモデルに活用するということを言ってます。
ディスカウントストアモデルからどんどんシフトしようとしているのがベストバイです。
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