英アズダのCEO、アンディ・ボンドが辞任を表明しました。年齢はまだ40台、突然の発表だったようで憶測を呼んでいます。
憶測とは、ウォルマートがホームリテールという企業の買収に動いていて、この買収についてアンディ・ボンドと米ウォルマートと意見の衝突があったのではないかというものです。それとアズダがここ数年業績が良くなくて、これも何らかの影響を及ぼした可能性もありそうですね。
さてこのニュースで私の興味を引いたのは、買収対象のホームリテールという企業がホームベースというホームセンターを傘下に持っている企業である点です。アズダはスーパーマーケットですが、イギリスでは大手企業による上位集中傾向が強くてもはや買収による成長は少々難しい。
そこれで非スーパーマーケット企業の買収で売上高の成長を考え始めている、と理解することができるわけです。
つまりウォルマートは海外においては買収対象の業態についてはけっこうフレキシブルなんだなということが分かります。
これは日本にも当てはまるのかもしれない。
ただし憶測に過ぎず、ウォルマートが公的に認めた話ではないので念のため。
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