CVSのCEO、トム・ライアンが来年5月の株主総会に引退することを発表しました。後任はラリー・マーロ。CVSは現在、店舗とPBMという2つの大きな事業を抱えているのですが、マーロは店舗サイドの総責任者です。
CVSは連結ベースでウォルマートに次ぐ売上高まで成長した大きな企業なのですが、その成長の大半を企業買収が担ってきたというユニークな企業です。
そしてそのディールを成功させてきたのがライアンなんですね。交渉能力が図抜けていて、業界でも有名な人です。
創業者ではないので、中興の祖、とでも言えばいいのでしょうか。
ですから、ライアンが引退するというのは、かなり大きなインパクトを持ったニュースなんです。
ケアマークとの合併がいったい正しかったのか。
実は分離させた方がいいんじゃないかという主張も出始めているんですね。
ライアンが作った壮大なビジョンの実現が、後任に託されるというわけです。
<追記>
現在ラスベガスにいまして、本日FMI2010に行ってきました。R2リンクとツイッターに様子を少しだけエントリーしておきました。
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