2010年6月30日
[ウォルマート] 人事異動、米国ウォルマート事業のトップにビル・サイモン

すでに紙面を賑わしていますが、ウォルマートの役員に人事異動がありました。
米国ウォルマート事業部門のCEO、エデュアルド・カストロ・ライトがEコマースののグローバル・コムおよびグローバルソーシングのトップへ移り、そのあとに現在同事業部門のCOO、ビル・サイモンが昇格することになりました。

各紙報じている内容によると、カストロ・ライト夫人が心臓手術をしカリフォルニアで静養しており、異動する部門がカリフォルニアにあるため家族と一緒にいることを選択したということです。


この人事は実にいろいろ憶測してしまい、野次馬的にはかなり興味深いところがあります。

カストロ・ライトは次のCEOレースに乗っている人なのですが、年齢的は少々微妙なんですね。現在55歳、CEOのマイケル・デュークは58歳。デュークはたぶんあと5年はトップにいると思われ、そのときカストロ・ライトは60歳。
年齢的にデュークに近いため、次期CEOとしてわずかに疑問符がつく。

業績もふるってないですから、プレッシャーはかかっているはず。

ポジション下げを選択したのは、そんなもろもろの要素も絡んでいるんだろうなというのが私の推測です。

夫人の病気が治った後、再び本社中枢部に戻ることあるのかどうか。
かなり高い確率で戻らないように思う。
とすると、いずこかの小売企業の社長としてヘッドハントされることになるでしょう。


以上、ただの推測ですから、責任は取りません、あしからず。

鈴木敏仁 (02:32)

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