ウォルマートがネット販売でFedExと組んで新しいサービスを実験しています。
注文した商品を近隣のFedExに配達してもらうと配送料無料となる。もちろん自分で受け取りに行かなければなりませんが。
配達時に家にいる必要があるというハードルをクリアするためのアイディアです。
もともとウォルマートはSite to Storeという名称で、店頭ピックアップの場合は配送料無料というサービスを実施していました。
このピックアップ場所としてFedEXも利用できるようにした。
近隣にウォルマートがない人でも、配送料無料で気軽に利用できるようになるというわけです。
実験しているのはロサンゼルスとボストンです。
ウォルマートはネット販売の売上高を公開していないのですが、実はかなり売っているんですね。サイトの訪問件数もいつも上位に入っています。
ただ販売商品がとうぜん低価格帯が中心となりますから、配送料が負担となりやすい。ですから、Site to Storeのようなサービスが価値を持ってくる。
FedEXとしてはお店に来てくれる人が増えることは何かと好都合、これで受け取り場所としてFedEXを利用するネット販売企業が増えることを期待しているというコメントを残してます。
日本でのコンビニ受け取りに近いですね、これは。
でもFedEXのオフィスは日本のコンビニのようにたくさんあるわけじゃないので、使える人は限定されてます。
アメリカは近距離物流の技術が低く、宅配サービスの密度が希薄でざっくりとしていて、日本のように配達時間を細かく指定することなど不可能で、ましてや夜半に届けてもらうことなどできない。仕事から帰ってきてから商品を配達してもらうことなどできません。
ですから、ウォルマート+FedEXのようなサービスの価値はけっこう高いということになります。
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