秒読みだったブロックバスターの倒産ですが、本日連邦破産法11条の適用を申請して倒産しました。負債の総額は14億6,500万ドル、総資産は10億ドル強となっています。
負債の整理はほぼ終わっているようで、DIPファイナンスも受けており、破産法の適用からはずれるまでに長い時間はかからないようです。
ただその後、でしょうね、問題は。
今週は4日間、毎日店舗を見て回ったわけですが、スーパーマーケットやウォルマートなど、かなりの店舗にレッドボックスが設置されてました。ほんの数ヶ月前よりもさらに増えたような気がした。
これからストリーミングの時代に入っていくわけですが、とりあえず今はこの自動販売機(アメリカではキオスクと呼ばれる)と競合しなければなりません。
現CEOは、"店舗、キオスク、メールオーダー、ストリーミングと、4つの供給手段を持つ唯一の企業としてのポジションを活用する"ということをコメントしているのですが、キオスク設置数で圧倒的に負けていて、さらにメールオーダーでもネットフリックスに完全に負けている状況で、複数の供給手段を持っていることがどう差別化となるのか、私にはどうも見えて来ない。
映画会社がネットフリックスとレッドボックスに対抗する存在としてのブロックバスターを支援しているようで、これが同社にとっての強みとなっているようなのですが・・・。
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