2010年11月23日
[Jクルー] 投資企業が30億ドルでバイアウト

アパレル専門店チェーンのJクルーがバイアウトされることが分かりました。買収するのはTPGキャピタルとレオナルド・グリーン、総額は30億ドル、月曜日の引け値の16%プレミアム株価だそうです。

ただし確定ではなく、1月15日までに提案株価を超えるオファーがなかったらという条件付きです。年末の結果次第で高いオファーが来る可能性があるからとのこと。

TPGはJクルーがまだ規模が大きくなかった時代に大株主となっていて、ギャップを解任されたミラード・ドレクスラーを2003年に招聘することに成功、その後業績がぐんぐん良くなり、2006年に上場したという経緯があります。

これをTPGがまた買うというわけですね。

Jクルーの業績は悪くない。株価も40ドル台でして、10ドルを割り込むような傾いた企業の兆候はまったくない。

どうやら株価収益率が低くて株価的にはいまが買い時で、しかもミラード・ドレクスラーという強力な経営者がいるので安心、ということのようです。
ちなみに株価収益率は11.73、確かに低めです。

つまり純粋な投資の一環としてバイアウトされるというわけでして、以前エントリーしたジンボリーとストーリーはまったく一緒です。
[ジンボリー] バイアウトされる理由


割に合わないのは個人株主ですよね。
これから上がるかも知れないと思って持ってるのに、大手投資ファンドが持って行ってしまう。
まあだから、1月15日まで待つというオプション付きではあるのでしょうが。

ちなみに投資ファンドに投資しているのは個人です。
つまり投資ファンドが買収しても、個人の集合が間接的に株主資本を所有することになるわけで、株の流動性が失われるだけで、本質は何も変わらないんですけどね。


気になってググってみたら、"Jクルーが身売り"と表現されてました。
これだと、Jクルーの業績が悪いんじゃないかと普通は錯覚します。

"身売り"じゃないんだけどね。
業績が傾いて"身売り"するんじゃなくて、投資ゲームの一環としてただ単に株主資本の所有権を移そうとしているだけなんですよ。
メディアの表現、稚拙で安易すぎます。

鈴木敏仁 (03:58)

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