店頭でお客がスキャナーを借りて、購入する商品のバーコードをお客自身がスキャンし、レジでスキャナーを手渡すと清算ができて、レジで一つ一つスキャンしなくても済む(つまり時間を短縮できる)というサービスをストップ&ショップはもともと提供しています。
写真用のような貸し出しステーションが入り口にあるのですが、これを借り出すにはFSPに登録してなければなりません。
このスキャナーの代わりにiPhoneを使うことのできるアプリを同社が投入したというのが今日のネタです。
カメラ機能で商品をスキャンすると金額が積算されて、買い物を終えるとデータがレジに伝送されて支払いを済ますことができるというアプリです。データの送受信のスピードアップのために無線LANを店内に用意するそう。
アプリはこのシステムを管理しているModivMediaという会社が開発したようです。
ストップ&ショップはたぶんアメリカではホールフーズと並んで唯一、電子棚札を採用している企業で、こういう最先端のテクノロジー系のプログラムが好きな企業です。
さてではこのアプリを使うかというと・・・個人的には面倒かなという気がしますね。アプリを立ち上げ、カメラを起動し、という時間がちょっと不便かなと。
そうするならば、スキャナー借りてしまったほうが早いですよね。
ただ、なるほどこういう方向性もあるのだなという気づきのようなものを与えてくれる事例じゃないかなと思うわけです。
携帯端末とリテールがこれからどう絡み合っていくのか、そんなテーマの一つの良い参考例だと思います。
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