2011年4月20日
[フレッシュ&イージー] テスコが昨年度の決算発表、大幅に増えた米国事業の赤字

英テスコが昨年度の決算発表(2月26日期末)、その中でフレッシュ&イージーの業績に触れているのですが、赤字がさらに増えてまして米国事業がいまだ軌道に乗っていない状況を物語っています。

売上高は8億1,800万ドルで前年比42%増なのですが、赤字が3億700万ドルで昨年の2億5300万ドルから大幅に増えています。
既存店成長率は9.4%増でした。

コメントでは、昨年サプライヤーを買収したのでこれが赤字額を急増させた、今年度は赤字は縮小して行くことだろう、300店舗で損益分岐点を超える予定で、2013年度末までには黒字化するだろうとのこと。
ちなみに現在の店舗数は172店舗です。


店舗を見る限り、ちょっとおおざっぱな言い方なのですが、だいぶこなれてきたなという印象を持ってまして、黒字化へ向かっているという説明も決して的を外していないようには思うのですが、しかし赤字額が大きいので大丈夫なのだろうかと心配になります。

まあ、キャッシュフローを公開していませんから経営的に本当はどうなのか分からず、表面的にか判断できないわけで、フレッシュ&イージーの現状はまだまだ不透明です。

鈴木敏仁 (02:32)

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